食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06470190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus subtilis DP-Ezd119株由来食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年3月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月19日、遺伝子組換えBacillus subtilis DP-Ezd119株由来食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(2月11日採択、PDF版13ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9289)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼ(4-β-D-キシランキシラノヒドロラーゼ; EC 3.2.1.8)は、遺伝子組換えBacillus subtilis DP-Ezd119株を用いて、Genencor International B.V.により生産される。
 当該産生菌株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。
 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程にて使用されることが意図されている。
 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.085 mg総有機固形物/kg体重と推定された。
 当該産生菌株のQPSステータス、及び、当該食品用酵素の製造工程に起因する懸念がない点を考慮し、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、毒性学的試験は必要ないと判断した。
 エンド-1,4-β-キシラナーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9289