食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06460680397
タイトル フランス労働・保健・連帯・家族省、食品の栄養価と食品供給の持続可能性の向上を目的とする大規模な集団的アプローチを開始する旨を公表
資料日付 2025年2月26日
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分類2 -
概要(記事)  フランス労働・保健・連帯・家族省は2月26日、食品の栄養価と食品供給の持続可能性の向上を目的とする大規模な集団的アプローチを開始する旨を公表した。概要は以下のとおり。
 2025年から、労働・保健・連帯・家族大臣と農業・食料主権大臣は、全てのヒトの健康と食料主権を確保するために、食品の栄養価と食品供給の持続可能性の向上を目的とする大規模な集団的アプローチを開始する。
 現在、フランスでは依然として、成人の2人に1人、子供の5人に約1人が過体重又は肥満の状態にあり、特に心血管の健康と糖尿病において影響を及ぼしている。このような背景の下、全てのヒトの健康を向上させるために、緊急に我々の集団的な行動を強化しなければならない。砂糖、塩、脂肪が少なく、食物繊維が豊富なバランスの取れた食事を取り入れることは、特に慢性疾患の発症リスクを減らして、健やかに成長し、健康的に年をとる上で必要であることが数十年前から知られている。
 また、フランスの農業従事者の適正な報酬を確保するために、持続可能で高品質な製品を支援するべきである。
 この観点から、農業省と保健省は長年にわたり、国民健康栄養プログラム(PNNS)及び国民食生活プログラム(PNA)の実施、そして食育等の様々な手段の動員を通じて、国民の栄養状態を向上させるために行動している。
 政府は、持続可能な優れた生産方法で作られた、より栄養価の高い食品を全てのヒトが入手できるようにするために、野心的な移行を開始したいと考えている。
・団体協定を通じて食品の栄養価と持続可能性を向上させるための野心的なアプローチ
 消費者に、より健康的で持続可能な食品を提供するには、農産物加工産業部門による食品の組成、持続可能性、製造方法の質の大幅な改善に向けた継続的な努力が必要である。
 このため、保健・食品の所轄省庁は2025年から、フランス本土及び海外領土で専門家らが集団的に、特定の食品グループの塩、砂糖、脂肪の含有量を段階的に削減し、食物繊維の含有量を増やすことで、製品の衛生・味覚特性を維持しながら健康面の課題に対応する約束をするように、団体協定の新たな対策を始める予定である。
 行政当局はすでに、優先的に働きかける食品カテゴリーを特定している。専門家らが塩、砂糖、脂肪の最大量や食物繊維の最低量、並びに食品の持続可能性・質に関するコミットメントの遵守を約束する団体協定を結ぶために、専門家らとの協議が間もなく開始される。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス連帯・保健省
情報源(報道) フランス労働・保健・連帯・家族省
URL https://sante.gouv.fr/actualites/presse/communiques-de-presse/article/engagement-collectif-pour-ameliorer-la-qualite-nutritionnelle-des-produits