食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06460640149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(Corynebacterium glutamicum KCCM 80387株により生産されるL-アルギニンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年2月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2025年2月27日、全動物種に使用する飼料添加物(Corynebacterium glutamicum KCCM 80387株により生産されるL-アルギニンからなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2025年1月28日採択、PDF版11ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9258)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAは、全動物種に使用する栄養飼料添加物(カテゴリー:栄養添加物、機能グループ: アミノ酸、その塩及び類似体、並びにカテゴリー: 官能的添加物、機能グループ: 香料化合物)としてのCorynebacterium glutamicum KCCM 80387株により生産されるL-アルギニンの安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を求められた。
 産生菌であるC. glutamicum KCCM 80387株は遺伝子組換え菌株であり、安全性上の懸念はない。EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル(FEEDAPパネル)は、当該添加物について、産生菌に関する安全性上の懸念はないと結論した。C. glutamicum KCCM 80387株を用いた発酵により生産されるL-アルギニンを栄養添加物又は香味化合物として飼料に使用することは、対象動物種に対して安全である。同パネルは飲用水へのL-アルギニンの使用について懸念を示している(※訳注: 飲用水経由のアミノ酸の使用に関連する栄養バランスの不均衡や衛生上のリスクのため)。C. glutamicum KCCM 80387株を用いた発酵により生産されるL-アルギニンの動物栄養における使用は、消費者及び環境に対して安全であると考えられる。C. glutamicum KCCM 80387株を用いた発酵により生産される添加物L-アルギニンは、非反すう動物の栄養のための必須アミノ酸L-アルギニンの有効な供給源とみなされる。反すう動物において非反すう動物と同様に有効性を示すためには、L-アルギニンを第一胃内での分解から保護する必要がある。L-アルギニンは、動物栄養において香料化合物として使用される場合にも有効であると考えられる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9258