食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06460440111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)、同国の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)に係る乳検体の採取及び検査に関する情報を更新
資料日付 2025年2月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA)は2月4日、同国の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)に係る乳検体の採取及び検査に関する情報を更新した。概要は以下のとおり。
 カナダ政府のワンヘルス・アプローチの一環として、CFIAはカナダ公衆衛生庁(PHAC)及びカナダ保健省(Health Canada)と協力して、カナダの乳牛のHPAIを監視する積極的な措置を講じている。
 市販の乳及び乳製品は安全に摂取できる。カナダでは乳を販売する前に必ず加熱殺菌処理(pasteurized)をする必要がある。当該加熱殺菌処理プロセスはHPAIを含む有害な細菌やウイルスを死滅させ、摂取される乳や乳製品の安全性を確保する。
・加熱殺菌処理された(pasteurized)市販の乳(小売店で販売)
 2024年9月5日現在、CFIAの研究所はカナダ全土から小売されている乳の1,211検体を検査した。すべての検体は陰性であった。
・加工工場における(加熱殺菌処理されていない(unpasteurized))生乳
 2025年1月31日現在、CFIAの研究所はカナダ全州の加工工場に到着した生乳の1,944検体を検査した。すべての検体は陰性であった。
 これは、カナダの乳牛のHPAIを監視するもう一つの積極的な監視措置であり、国内の乳牛群にHPAIが侵入した場合にHPAIの早期発見を可能にする。
・乳の加熱殺菌処理に関する研究
 カナダ保健省の指導の下、CFIAの研究所は2024年5月と6月に、乳中のHPAIウイルスを不活化するための加熱殺菌処理の有効性に関する研究を行った。国外で発表された同様の研究と一致し、結果は加熱殺菌処理(pasteurization)が効果的であることを示した。
・牛のHPAIにどのように対応しているか
 カナダでは、HPAIはすべての動物において報告義務のある疾病である。疑い事例はすべてCFIAに報告する義務がある。現在、カナダの牛におけるHPAIの検出は確認されていない。
・CFIA以外の研究所における検体検査
 HPAIウイルスの検体を扱う必要のある検査や研究開発活動に従事する研究所は、CFIA及びPHACのバイオセーフティ、生物学的封じ込め及び報告要件(※訳注)を遵守する必要がある。
(※訳注)当該要件(バイオセーフティに関する勧告:鳥インフルエンザA(H5N1))は以下のURLより閲覧可能。
https://www.canada.ca/en/public-health/services/laboratory-biosafety-biosecurity/biosafety-directives-advisories-notifications/alphainfluenzavirus-influenzae-h5n1-avian-influenza-a.html
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL https://inspection.canada.ca/en/animal-health/terrestrial-animals/diseases/reportable/avian-influenza/latest-bird-flu-situation/hpai-livestock/milk-sampling-and-testing