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資料管理ID syu06460430297
タイトル 国際獣疫事務局(WOAH)、高病原性鳥インフルエンザの予防及び制御に関する新たな世界戦略を公表
資料日付 2025年2月21日
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分類2 -
概要(記事)  国際獣疫事務局(WOAH)は2月21日、高病原性鳥インフルエンザの予防及び制御に関する新たな世界戦略を公表した。概要は以下のとおり。
 国際連合食糧農業機関(FAO)及びWOAHは、進化する世界の生態学的及び疫学的状況に対応して、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の予防及び制御を目的とした新たな10年戦略を発表した。高病原性鳥インフルエンザの予防及び制御に関する世界戦略(2024~2033年)は、2008年に設定された以前の枠組みに代わるものであり、今後10年間にわたって当該疾病の影響を低減するための取り組みの指針となる予定である。
1. 持続的な脅威に対する新たなアプローチ
 新戦略は、GF-TADs(Global Framework for the Progressive Control of Transboundary Animal Diseases、越境性動物疾病の漸進的抑制のための世界的枠組み)のもとで策定され、GF-TADs管理委員会との緊密な連携のもと、GF-TADs HPAI作業部会により調整された。これは包括的なシステムベースのアプローチを反映したもので、食料安全保障、環境の持続可能性及び公衆衛生といった世界的な課題を背景としてHPAIの脅威に対処するものである。
 家きんのバリューチェーンにおける効果的な予防及び制御対策を確立するというビジョンのもと、本戦略は家畜、野生動物、環境、及びヒトの健康を守ることを目的としている。本戦略は、疾病リスクを軽減しつつ、農業食料システムを持続的に変革するための、より広範な取り組みに沿うものである。
2. 主な目的と戦略的優先事項
 改訂された当該世界戦略では、次の点を強調している。
(1)伝播及び集団発生を最小限に抑えるためのバイオセキュリティ対策の強化。
(2)H5Nx goose/Guangdong(Gs/GD)系統のHPAIの拡散を検出及び監視するためのサーベイランスシステムの強化。
(3)疾病の脅威に対する回復力(resilience)をサポートするために、家きん生産の持続可能な変革を推進。
(4)ワンヘルスアプローチを通じて、獣医、環境、及びヒトの健康の専門知識を統合し、分野横断的な連携を促進。
(5)HPAIの制御における協調的な取り組みを確実にするための、公的及び民間のステークホルダーの両方の関与。
 当該戦略では、その効果的な実施を確実にするために、政府、産業界リーダー、及び国際機関からのコミットメントを確保することの重要性も強調している。
3. 戦略を提示し、ステークホルダーの関与を促すためのウェビナーを開始
4. 世界的なコミットメントへの呼びかけ
 当該戦略(2025年、42ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://www.woah.org/app/uploads/2025/02/web-gf-tads-hpai-strategy-woah.pdf
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(WOAH)
URL https://www.woah.org/en/new-global-strategy-for-the-prevention-and-control-of-high-pathogenicity-avian-influenza/