食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06450430149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「新食品リスク評価に関するデータモデリング及びデータ抽出(NORA) - 最終報告書」を外部機関による科学的報告書として公表
資料日付 2025年2月12日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月12日、「新食品リスク評価に関するデータモデリング及びデータ抽出(NORA) - 最終報告書」を外部機関による科学的報告書として公表した(1月28日承認、PDF版59ページ、https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2025.EN-9256)。概要は以下のとおり。
《背景》
 EFSAは「新食品リスク評価のデータモデリング及びデータ抽出(Novel Foods Risk Assessment Data Modelling and Extraction(NORA))」(NP/EFSA/NIF/2023/03)について、EcoMole, s.r.o.と契約を交わした。本契約は、新食品及びその特性・製造工程・潜在的用途に関わる情報の抽出において、EFSAを支援することを目的とする。本プロジェクトの目標は、リスク評価の調和化、及び、データの品質・相互運用性・操作性を改善することによる、リスク分析能の向上である。目標達成に向け、EcoMole, s.r.o.のチームは、EFSA及び他の組織の既存のデータ構造を用いて構造化データモデルを開発し、新食品申請に関する既存の科学的意見書からデータを抽出し、今後のデータ入力処理に向けガイドラインを策定した。本報告書では、実施したステップについて詳述される。
《目標》
 本プロジェクトは以下を主要目標とする。
 (1) OpenFoodTox 2.0(訳注参照)等の既存のフレームワークを活用・拡張し、新食品に関する科学的意見書に向けた、包括的なデータモデルを設計する
 (2) 公表済みの新食品に関する科学的意見書からデータを抽出し、データベースに統合する
 (3) 今後の活用への支援として、体系的なデータ入力処理のガイドラインを策定する
《結果》
 成果として作成されたデータモデルは、新食品の管理上の特性や成分組成・毒性・アレルゲンに関わる特性を効果的に捕捉する。データモデルの約35%はOpenFoodTox 2.0から採用され、65%は新食品の評価に特異的となる新たなエレメント又は改良されたエレメントである。
 2024年6月までに公表された196件の新食品に関する科学的意見書から関連データが抽出され、データベースに統合された。当該データベースは高度なクエリ機能・フィルタリング機能・エクスポート機能をサポートし、開発されたユーザーインターフェースにより、効率的なデータ入力処理及び視覚化が実現される。
 今後に向け、データベースの展開及び保守のためのオプションを数件提案しており、EFSAは、EFSAの要件に応じて最適なソリューションを柔軟に選択可能である。
(訳注)
OpenFoodTox 2.0:
 EFSAがリスク評価を実施した物質群を対象として、ヒトの健康・動物衛生・生態系に対するハザード評価の概要を収集・構造化した、EFSAの化学物質ハザード・データベース。物質の特性評価、EFSAの関連するアウトプットへのリンク、背景となる欧州連合法、重要となる毒性エンドポイント及びリファレンスポイントの概要に関するオープンソース データを提供する。
https://www.efsa.europa.eu/en/data-report/chemical-hazards-database-openfoodtox
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9256