食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06450360149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、カテゴリー1の動物副産物の大気圧下でのアルカリ加水分解法の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年2月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月19日、カテゴリー1の動物副産物の大気圧下でのアルカリ加水分解法の評価に関する科学的意見書(14ページ、2025年1月30日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2025.9272)を公表した。概要は以下のとおり。
 愛玩動物(pet animals)の体全体又は体の一部(カテゴリー1の動物副産物(ABPs)(※訳注))を処理するための新しい代替法が評価された。当該方法は、大気圧下でのアルカリ加水分解処理工程からなり、ステンレス鋼容器内で95.5℃超の温度で14時間以上の処理をバッチ方式で実施するものである。プリオンは、処理対象物に存在する可能性のある最も抵抗性の高い生物学的ハザードである。提案された方法は、欧州委員会規則(EU)No 142/2011附属書IV第IV章第2節ポイントAに規定する処理方法と同等とみなされる、プリオンの感染性を少なくとも6 log10減ずる有効性について、BIOHAZパネルにより評価された。
 本申請では、当該代替法の処理後に3 kDaを超える分子量のペプチドが存在しないことを示すため、マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析(MALDI-TOF)法を適用した2件の試験から得られたエビデンスを提供し、プリオンを不活化する当該方法の能力の実証に重点を置いている。BIOHAZパネルは、これらの試験は、当該代替法によってプリオン感染性の定量的な減少が達成されたという直接的又は間接的な実験的エビデンスを提供するものではないと考える。したがって、プリオン感染性減少の定量的推定が不在であり、当該代替法は承認されたアルカリ加水分解処理法と同等とみなすことはできない。
(※訳注)規則(EC)No 1069/2009に規定する、リスクに基づく動物副産物の分類カテゴリーの1つ。カテゴリー1には、TSE感染が疑われる家畜や特定危険部位の他、愛玩動物や動物園の動物の体全体又は体の一部が含まれる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9272