食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06450280303 |
タイトル | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、乳牛において3度目となる高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の異種間伝播を確認したと公表 |
資料日付 | 2025年2月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は2月14日、乳牛において3度目となる高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の異種間伝播(spillover)を確認したと公表した。概要は以下のとおり。 USDA-APHIS国立獣医学研究所(NVSL)は2月13日、アリゾナ州の乳牛においてHPAI H5N1(クレード2.3.4.4b遺伝子型D1.1)が検出されたことを全ゲノム配列解析により確認した。この確認は、USDAの全国乳検査戦略(National Milk Testing Strategy(NMTS))に基づくサイロ検査での最初の検出を受けた、州の追跡及び調査の結果であった。 USDA-APHISは引き続きアリゾナ州農業局と協力し、追加の農場調査、検査、及び追加の疫学情報の収集を実施して、この検出をより深く理解し、疾病の更なる拡散を抑制する。 乳牛においてこのウイルス遺伝子型が検出されたのは予想外のことではない。なぜなら、遺伝子型D1.1は、この秋から冬にかけて北米の野鳥の飛来経路で優勢な遺伝子型であり、野鳥、哺乳動物、及び家きんへの異種間伝播事例で確認されているからである。全ゲノム配列解析によると、この検出は野鳥から乳牛へのHPAIの、これまでとは区別される導入事例であり、これは確認された3度目の乳牛への異種間伝播事例になる。この結果は、野鳥へのばく露によって乳牛にHPAIが導入されるリスクの高まりを示している可能性がある。バイオセキュリティは、疾病の侵入や施設間での拡散リスクを低減するために依然として重要である。APHISは、全ての酪農場でバイオセキュリティ対策を強化するよう勧告している。生産者は、臨床症状のある家畜、又は異常な疾病や野生動物の死骸を確認した場合は、直ちに州の獣医師に報告する必要がある。 当該検出によりUSDAのHPAI根絶戦略が変更されることはなく、これは我々のNMTSの強さを証明するものである。科学界にとって重要な情報を共有するため、APHISは調査結果に関する技術概要をAPHISのWebサイトで公開し、来週中にGenBankに配列データを掲載する予定である。 全国乳検査戦略(NMTS)の詳細情報は、以下のURLから閲覧可能。 https://www.aphis.usda.gov/livestock-poultry-disease/avian/avian-influenza/hpai-detections/livestock/nmts |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
情報源(報道) | 米国農務省動植物検疫局(APHIS) |
URL | https://www.aphis.usda.gov/news/program-update/aphis-identifies-third-hpai-spillover-dairy-cattle |