食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06450260475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、疫学報告書-動物衛生・食品102号(2024年)「食品安全」において「流通段階におけるサルモネラ属菌、カンピロバクター属菌及びClostridioides difficileによる生鮮鶏肉の汚染、公式サーベイランス計画2022年」を公表
資料日付 2025年1月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、疫学報告書-動物衛生・食品102号(2024年)「食品安全」において「流通段階におけるサルモネラ属菌、カンピロバクター属菌及びClostridioides difficileによる生鮮鶏肉の汚染、公式サーベイランス計画2022年」を公表した(確認日: 2月20日)。概要は以下のとおり。
・要約
 フランスでは、サルモネラ属菌とカンピロバクター属菌が、食品由来人獣共通感染症の原因となる二つの主要な細菌性病原体であり、Clostridioides difficileは消化器障害の患者の便から二番目に多く分離される病原体である。鶏肉はこの三つの病原体のレゼルボア(病原巣)と認識されている。2022年に実施された当該公式サーベイランス計画の目的は、流通段階での皮付き(もも肉)及び皮なし(薄切り肉(escalopes))の鶏肉製品におけるサルモネラ属菌とカンピロバクター属菌に関するデータを更新すること、及びこれらの同じマトリックスにおけるC. difficileに関するデータを得ることであった。
 サルモネラ属菌、カンピロバクター属菌、C. difficileの汚染割合はそれぞれ0.9%(n=2,435製品)、49.2% (n=2,425製品)、0.9%(n=465製品)である。全ての病原体に関して、汚染割合は皮付き製品で高い。カンピロバクター属菌については、季節的な影響が観察され、冬季(30.3%)は他の三つの季節(平均50.7%)に比べてカンピロバクター属菌陽性の製品の割合が低かった。これらのマトリックスに対して実施されたカンピロバクター属菌の計数調査では、薄切り肉(escalopes)の28%及びもも肉の31%が低度(?10 CFU/g)に汚染されていることが示された。また、もも肉の2.4%と薄切り肉(escalopes)の0.2%で、と畜場における衛生基準の限界値である1,000 CFU/gを超えていた。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://be.anses.fr/sites/default/files/SSA-040_2025-01-17_Salmo-Campy-Clostri_Bonifait_VF.pdf