食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06450200535 |
タイトル | 英国毒性委員会(COT)、今後の議論項目候補:ホライズン・スキャンニングに関する資料(2025年版)を公表 |
資料日付 | 2025年2月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国毒性委員会(COT)は2月3日、今後の議論項目候補:ホライズン・スキャンニングに関する資料(2025年版)を公表した(※訳注1)。内容は以下のとおり。 背景(略) 2025年の議題 作業方法 委員会は、作業方法に関する最近の議論の一環としてホライズン・スキャンニングを検討した。このプロセスはより効果的になる可能性があり、さまざまなホライズン・スキャンニング技術に関する情報に関心がある一方で、これらを検討する際には、委員会がプロセスから何を得る必要があるのかを正確に判断することが重要だという点で合意した。 また、化学物質を扱う他の諮問委員会や規制機関もホライズン・スキャンニングを実施しており、それらの機関の活動を知ることは有益であるかもしれないと指摘され、たとえば、関心がより集中しているCOC(※訳注2)やCOM(※訳注3)よりも、米国環境保護庁(EPA)やドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)の方が関心の対象が近いかもしれないと指摘された。 継続項目 次に示すとおり、現在議題になっているか、今後の会議でさらに議論される予定の進行中の項目がいくつかある。 ・栄養科学諮問委員会(SACN)による母親の食事に関するレビューへのCOTの意見 ・生物由来の食品接触材料 ・ビスフェノールA(Bisphenol A (BPA)) ・新たな海洋生物毒素 ・T-2トキシン(T-2 toxin)とHT-2トキシン(HT-2 toxin) ・パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS) ・ナノプラスチック ・飲料水ガイドラインに関するアンチモン ・飲料水ガイドラインに関するホウ素 今後の項目 今後の項目には、BPAの代替物質、キャットフードにおけるマイコトキシン(mycotoxin)、アクリルアミド(acrylamide)が含まれる可能性がある。 提案されたワークショップ 直近の2つのCOTワークショップは、2024年10月に開催された「評価の進化と将来の指針となる原則に関するワークショップ」と「腸内反応:異物とマイクロバイオーム」である。 2025年のワークショップでは、化学物質リスク評価における人工知能(AI)を扱うことが提案されており、ワークショップは2025年10月に開催される可能性がある。提案されているワークショップは、化学物質リスク評価に関連するAI技術の現状をレビューするとともに、化学物質の安全性評価におけるAI活用の機会と課題について議論するための第一歩となることが意図されている。 英国食品基準庁(FSA)と英国健康安全保障庁(UKHSA)の事務局は、共同作業の分野と進行中のトピックについて議論するために、他の委員会との合同会議を開催するオプションを検討している。 COCとCOMのホライズン・スキャンニング COCとCOMは、これらの委員会のホライズン・スキャンニングに使用されるアプローチを検討しており、これには2023年10月の共同ディスカッション・セッションが含まれる。これは2024年にCOCによってさらに調査され、3月と11月の会議で議論された。その間、2023年のCOTのホライズン・スキャンニング資料で提示されたもの以上のCOCまたはCOMの活動の更新はない。 その他の最新情報(略) FSA研究プログラム(略) 委員会における専門性のバランス(略) 委員会の見解が求められる質問 委員は、上記の各分野について意見を述べるとともに、以下の質問について検討するよう求められる。 i) 次に示すトピックについて、追加の提案はあるか? ・定期的な議題項目として含めるべき特定の課題 ・一日公開会議(one-day open meeting)のための焦点を絞ったトピック ・作業グループの設置を必要とする一般的な課題 ii) 今後のCOTのリスク評価を改善するために、FSAが資金を提供すべき研究に関して、提案はあるか? Iii) 委員会におけるスキルのバランスについて意見はあるか? (※訳注1) ホライズン・スキャンニングに関する資料(2024年版)は、次のURLから入手可能。 https://cot.food.gov.uk/Potential%20future%20discussion%20items%20%E2%80%93%20horizon%20scanning (※訳注2) 食品、消費者製品、および環境中の化学物質の発がん性に関する委員会(Committee on Carcinogenicity of Chemicals in Food, Consumer Products and the Environment) (※訳注3) 食品、消費者製品、および環境中の化学物質の変異原性に関する委員会(Committee on Mutagenicity of Chemicals in Food, Consumer Products and the Environment) (注) 当該資料は、2025年2月4日開催予定の会議(COT Meeting)用の資料であり、COTの意見を反映するものではないことから論文などへの引用は禁止する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
URL | https://cot.food.gov.uk/Horizon%20scanning%20-%20Background |