食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06450130149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens NPR株由来食品用酵素バシロリシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年2月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月19日、遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens NPR株由来食品用酵素バシロリシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(1月15日採択、PDF版13ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9220)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素バシロリシン(EC 3.4.24.28)は、遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens NPR株を用いて、DSM Food Specialties B.V.により生産される。 当該産生株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))ステータスの要件を満たしている。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程10工程にて使用されることが意図されている。 ・ 香料製剤製造用の乳製品加工工程 ・ 加工乳タンパク質製造用の乳製品加工工程 ・ 卵及び卵製品の加工工程 ・ タンパク加水分解物製造用の肉製品・魚製品の加工工程 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程 ・ 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程 ・ 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程 ・ 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程 ・ 乳及び乳製品の植物由来類似物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 ・ タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 残留する当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は、蒸留アルコール製造工程においては除去されるため、食事性ばく露はその他の9工程に対してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大6.450 mg TOS/kg体重と推定された。 当該産生菌株のQPSステータス、かつ、当該食品用酵素製造工程に起因する懸念は確認されない点を考慮し、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、毒性学的試験は必要ないと判断した。 バシロリシンのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9220 |