食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06440930149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全ての成長期の家きん種に使用する飼料添加物(プロピオン酸クロム(KemTRACE(商標)chromium)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年1月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2025年1月22日、全ての成長期の家きん種に使用する飼料添加物(プロピオン酸クロム(KemTRACE(商標)chromium)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2024年11月20日採択、PDF版8ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9148)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAは、全ての成長期の家きん種に使用する畜産飼料添加物としてのプロピオン酸クロムの安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を求められた。
 プロピオン酸クロムの安全性及び有効性は、2021年にFEEDAPパネル(EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル)によってすでに評価されており、当該添加物は、提案された使用量であるクロム0.2~0.4 mg/kg完全飼料において、肥育用鶏及び採卵用/繁殖用に飼養される鶏に対して安全であると結論したが、その結論は他の成長期の動物種には外挿されなかった。その評価の時点では、飼料添加物に関するEUリファレンスラボラトリー(EURL)はプレミックス及び飼料中の有機クロム含有量の定量化のための公定法を推奨できる立場にはなかった。その後、申請者は、トレーサーをプレミックスの成分に組み込むという新しい分析方法を提案し、EURL が評価した結果、プレミックス及び飼料中の有機クロム含有量の定量化のための公定法として推奨された。マイクロトレーサーの使用の安全性は2024年に評価された。パネルは、使用条件で提案されているマイクロトレーサーの使用は、対象動物種、消費者、陸上環境区画に対して安全上の懸念をもたらさないと判断したが、地下水については結論をだせなかった。今回の評価において、FEEDAP パネルは、最大添加量である0.4 mg/kg飼料であれば、肥育用七面鳥に対して当該添加物は安全であると結論したが、安全性マージンを確立することはできなかった。この結論は、繁殖用七面鳥にも適用できるが、他の成長期の家きん種には外挿できない。提案された使用条件に従って当該添加物を使用した場合、消費者の安全性に懸念はない。当該添加物の使用は環境に対して安全であると考えられる。有効性に関する以前の結論は有効である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9148