食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06440750149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「生鮮及び冷凍の果物、野菜並びにハーブ類(ffFVHs)のポストハーベストの取り扱い及び加工作業における水の使用に関連する微生物学的ハザード:パート2 - 水を用いるffFVHの取り扱い及び加工作業のための動的マスバランスモデル」と題する科学的意見書を公表
資料日付 2025年1月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月30日、「生鮮及び冷凍の果物、野菜並びにハーブ類(ffFVHs)のポストハーベストの取り扱い及び加工作業における水の使用に関連する微生物学的ハザード:パート2 - 水を用いるffFVHの取り扱い及び加工作業のための動的マスバランスモデル」と題する科学的意見書(21ページ、2024年12月5日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2025.9173)を公表した。概要は以下のとおり。
 生鮮及び冷凍の果物、野菜並びにハーブ類(ffFVH)の加工及び取り扱作業におけるプロセス水(process water)中の汚染動態をシミュレートするために、動的マスバランスモデル(dynamic mass balance model)が開発された。このマスバランスは、洗浄タンク内の水と製品の流束、及びその水の中に放出される微生物細胞数、水の消毒剤によって不活化される微生物細胞数、又は水から製品に移行する微生物細胞数に関連する。水中の微生物動態を説明する重要な変数は、(i)有機物濃度の指標としての化学的酸素要求量(COD)、(ii)遊離塩素(FC)、特にその抗菌性画分である次亜塩素酸(HOCl)、(iii)微生物集団レベル、である。モデルパラメータには以下が含まれる:(i)プロセス水の希釈率(これはシステム飽和速度を表し、水流量をタンク容積で割った値に等しい)、(ii)総細菌数(TBC)とCODの製品から水への移動率、(iii)HOClによる微生物の特定の不活性化率。FCに対する微生物細胞のCODによる保護効果は、不活性化率に包含される。HOClは、温度、pH及び総塩素量の関数として表される。
 当該モデルは、web Rベースのアプリケーションを通じて、ユーザー定義のプロセス固有及び製品/微生物固有のパラメーターに基づく「what ifシナリオ」をシミュレートすることができる。このモデルは、食品事業者がプロセス水の微生物学的品質を維持するための介入戦略や条件を選択する際、或いは水管理慣行が不適切又は適切となる条件を特定する際に役立つ。このモデルの適用を改善するために、代替モデル構造の試験や、取り扱い及び/又は加工作業の作業条件、微生物動態、微生物に対する製品固有の保護効果の大きさに関するデータの収集が推奨される。
 当該意見書公表に係るEFSAのニュース記事は以下から閲覧可能。
https://www.efsa.europa.eu/en/news/new-advice-and-app-manage-process-water-fruit-vegetables-and-herbs
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9173