食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06440730149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物学的因子(microbiological agent)のリストの更新21:2024年9月までにEFSAに通知された分類単位の適格性」と題するステートメントを公表
資料日付 2025年1月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月20日、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物学的因子(microbiological agent)のリストの更新21:2024年9月までにEFSAに通知された分類単位の適格性」と題するステートメント(40ページ、2024年12月5日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2025.9169)を公表した。概要は以下のとおり。
 安全性適格推定(Qualified Presumption of Safety: QPS)プロセスは、食品又は飼料チェーンでの使用を意図する微生物に関する安全性評価アプローチを提供するために開発された。
 当該ステートメントの対象期間において、過去に推薦されたQPSの分類単位(TU: Taxonomic Unit)のステータスを変更するような新たな情報は見つからなかった。当該QPSリストのTUは、それぞれ対応する信頼性のあるデータベースと照合し、名称の正確性とシノニムの完全性を検証した上で更新された。
 2024年4月から9月までの期間にEFSAに届出された54件(飼料添加物として33件、食品用酵素又は食品添加物として17件、新食品として4件)の微生物のうち、50件は以下の理由で評価されなかった:12件は糸状菌であったため、1件はEnterococcus faeciumであったため、8件はEscherichia coliであったため(これらはすべてQPS評価の対象外)、また29件は既にQPSステータスを有するTUであったため。
 1件の届出(Ensifer adhaerens)は、前回の当該パネルのステートメントで既に評価されたものであった。もう1件の届出(Enterococcus lactis)は、3年前のQPSサイクルにおいて既に評価されており、本文書で再評価が行われた。2つのTUは初めて届け出されたもので、QPSステータスの可能性について評価された(Serratia plymuthica及びLacticaseibacillus huelsenbergensis)。また、Bacillus thuringiensis及びBacillus nakamuraiについて、内部の要請に応じて、QPSステータスの可能性について評価された。
 評価された5つのTUについて、以下の結論が出された。L. huelsenbergensisは、他のいくつかのQPSステータスを有するLacticaseibacillus属種との近縁性に基づき、QPSステータスを付与することができる。E. lactisは、安全性に関する情報が不十分であるため、QPSステータスには推薦されない。S. plymuthica及びB. thuringiensisは、安全性の懸念のためQPS ステータスには推薦されない。B. nakamuraiは、食品及び飼料チェーンでの使用に関する知見が不足しているため、QPSリストには推薦できない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9169