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資料管理ID syu06440600470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第3週号(1月11日~17日)において、カンボジアにおけるインフルエンザA(H5N1)ウイルス感染によるヒト症例について紹介
資料日付 2025年1月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は1月17日、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第3週号(1月11日~17日)において、カンボジアにおけるインフルエンザA(H5N1)ウイルス感染によるヒト症例について紹介した。概要は以下のとおり。
・概要
 更新情報:2025年1月10日、カンボジア保健省はインフルエンザA(H5N1)に感染した死亡例1例を報告した。当該症例はカンボジア中部のKampong Cham州の成人男性であった。症例は2025年1月9日に国立公衆衛生研究所により検査確認された。当該患者は発熱、咳、倦怠感、呼吸困難などを伴う重篤な症状の発症後、1月10日に死亡した。調査によると、患者は裏庭家きんの飼育をしており、病気の鶏の肉を調理し摂取していた。
 保健省の迅速対応チームは、農林水産省、環境省、及び地域当局と協力して、技術的手法及び手順書に従って当該事例に対応した。これには、ヒト及び動物の感染源の継続的な探索、疑わしい症例及び接触者の特定、症例の濃厚接触者へのタミフルの配布などが含まれる。
 カンボジア保健省は、鳥インフルエンザA(H5N1)に関連する公衆衛生への脅威に関する助言を発表した。また、鳥インフルエンザへのばく露が疑われる場合の症状や対処法についてもガイダンスを示し、警戒を怠らないよう呼びかけている。また、感染のリスクを抑えるための予防策についても国民に助言している。
 2003年以降、2025年1月10日時点で、世界中で963人のヒト感染が報告され※、そのうち466人が死亡しており(報告された症例の致死率:48%)、鳥インフルエンザA(H5N1)感染が報告された国の数は24か国に上る(豪州(ばく露はインド)、アゼルバイジャン、バングラデシュ、カンボジア、カナダ、チリ、中国、ジブチ、エクアドル、エジプト、インドネシア、インド、イラク、ラオス、ミャンマー、ネパール、ナイジェリア、パキスタン、スペイン、タイ、トルコ、ベトナム、英国、米国)。現在までのところ、持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。
(※注記:これには、2022年にスペイン(2人)及び米国(1人)、2023年に英国(3人)から報告された、感染のエビデンスがない環境的汚染の疑いによる6人のウイルス検出事例が含まれる。米国の家きんや乳牛で発生したA(H5N1)集団感染に疫学的に関連したA(H5)のヒト症例は、A(H5N1)の報告症例数に含まれている。)
・ECDCの評価(抜粋)
 全体として、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)諸国の一般住民の人獣共通感染症のインフルエンザの感染リスクは低い(low)とみられる。農家や殺処分実施者など、職業的にばく露される集団のリスクは、低~中程度(low-to-medium)とみられる。
・行動(略)
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/communicable-disease-threats-report-week-3-2025_0.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/communicable-disease-threats-report-11-17-january-2025-week-3