食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06440460398
タイトル フランス農業・食料主権省、生乳(未殺菌乳)から作られたチーズの喫食に関連する溶血性尿毒症症候群(HUS)症例の集団発生に伴う製品の撤去・リコールを公表
資料日付 2025年1月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス農業・食料主権省は1月25日、生乳から作られたチーズの喫食に関連する溶血性尿毒症症候群(HUS)症例の集団発生に伴う製品の撤去・リコールを公表した。概要は以下のとおり。
 2025年1月に保健当局は、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)によるHUSの成人症例11例を特定した。これらの症例のうち9例が、大腸菌に関するナショナルリファレンスセンター(パスツール研究所(パリ)及びロベール・ドゥブレ病院)によって確認された。
 フランス公衆衛生局が、同ナショナルリファレンスセンター及び食品総局と連携して実施した調査により、一致する疫学的及びトレーサビリティの要因が特定され、Perrin-Vermot社が製造した生乳から作られたモルビエチーズの喫食とHUS症例の集団発生が関連づけられた。
 当該チーズ製造業の製品について、微生物学的調査が行われている。
 これらの製品は、2024年11月12日~2025年1月24日にチーズ製造業者Perrin-Vermotによってフランス全土で直接、スーパーマーケットにおいて、或いは流通業者を通じて販売された。1月25日、同社取引先における撤去・リコール作業が開始される。
 公衆衛生上の安全の目的で直ちに当該チーズの製造業者は1月25日、保健当局と連携し、モルビエチーズ(ホールチーズ、ピース、スライス、各種チーズの盛合わせ)の特定のロットについて、撤去・リコールを行った。有機モルビエ及び長期熟成モルビエは、このリコールの対象ではない。
 対象製品はRappelconso(※訳注: リコール製品情報専用の公的ウェブサイト)に掲載の情報シート、又は販売店にて確認することができる。
 これらの製品を所持している人は、これを摂取しないことが求められる。
「守るべき行動」
 当該製品を喫食してから3~4日以内(最大15日以内)に下痢、腹痛や嘔吐を呈した人は、早急に主治医の診察を受け、当該製品を摂取したこと、並びに当該企業による製品のリコールを伝えること。
 当該製品を喫食してから15日以内に症状がない場合は、心配する必要はなく、医師の診察を受けるには及ばない。
 一般に、保健当局は慎重を期して、生乳及び生乳を主原料とするチーズを、特に5歳未満の幼児、妊婦、免疫不全の人、高齢者は摂取してはならないと注意を促している。加熱圧搾タイプのチーズ(エメンタールやコンテ等のタイプ)、プロセスチーズスプレッド、加熱殺菌処理された(pasteurise)乳から作られたチーズを選ばなければならない。
 当該プレスリリース(3ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。
https://agriculture.gouv.fr/telecharger/146795
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス農業・食料省
情報源(報道) フランス農業・食料主権省
URL https://agriculture.gouv.fr/retrait-rappel-de-fromages-morbier-au-lait-cru-de-la-societe-perrin-vermot-en-raison-dune-possible