食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06440360149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分シプロジニルの農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2025年2月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月6日、有効成分シプロジニル(cyprodinil)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論(2024年12月18日承認、26ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2025.9209)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会施行規則(EU) No 844/2012(欧州委員会施行規則(EU) No 2018/1659により改正)は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第14条に基づき提出された有効成分の承認更新の手続きを規定する。それらの有効成分のリストは欧州委員会施行規則(EU) No 686/2012に設定されている。シプロジニルは、同規則のリストに記載されたそれらの有効成分のうちの1つである。 報告担当加盟国(RMS)のフランス等は、Syngenta Crop Protection社から、有効成分シプロジニルの認可更新申請を受理した。 シプロジニルに関するドシエの最初の評価は、更新評価報告書(RAR)において提出され、続いてRMSの評価に関する農薬リスク評価のピアレビューがEFSAによって実施された。以下の結論が導出された。 欧州連合(EU)レベルで提案された、リンゴ及び大麦に対する殺真菌剤としての代表的な用途に従ったシプロジニルの用途は、標的の生物に対する十分な殺真菌剤の効力がある。 データパッケージの評価では、代表的な用途に用いるシプロジニル及びその製剤の素性、物理的、化学的及び技術的な特性に関連して、重要な懸念領域として含まれる必要がある問題はなかった。 哺乳類毒性及び非食事性ばく露の領域において、数種類の代謝物に関する毒性プロファイルの特性評価に関してデータギャップが特定された。重要な懸念領域や確定しない問題は特定されなかった。 残留物の領域において、主要な残留代謝物に関する毒性プロファイルの特性評価に関するデータギャップ等、複数のデータギャップのため、消費者の食事リスク評価は確定できなかった。 環境中の運命及び挙動の領域において、地表水が飲用に取水される場合、水処理工程が地表水中に存在する可能性がある残留シプロジニル及びその残留代謝物に及ぼす影響に関する情報が欠落していた。 生態毒性の領域において、非標的の野生の陸生節足動物に対する高いリスク、及び水生生物に対する高いリスクが重要な懸念領域として特定された。さらに、堆積物中の生物、ミツバチの幼虫、及びミミズに関するリスク評価は確定できなかった。 内分泌かく乱(ED)特性の評価に関して、利用可能なデータ及び評価に基づき、シプロジニルは、規則(EC) No 1107/2009(欧州委員会規則(EU) 2018/605により改正)附属書II 3.6.5及び3.8.2に準拠したヒト及び非標的の生物に関するED基準を満たす(補足:ED特性を持つと考えられる)と結論可能である |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9209 |