食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06430490105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品・飼料用の遺伝子操作した植物、ポリフェノールオキシダーゼ活性を低下させたリンゴについてのバイオテクノロジー協議の完了に関する公式文書(BNF No. 192への回答書)を発出
資料日付 2024年9月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は9月19日、食品・飼料用の遺伝子操作した(Genetically Engineered, GE)植物、ポリフェノールオキシダーゼ活性を低下させたリンゴについてのバイオテクノロジー協議の完了に関する公式文書(BNF(Biotechnology Notification File) No. 192への回答書)を発出した。概要は以下のとおり。
 本公式文書(letter)は、遺伝子操作したリンゴ、PG451に関して、Okanagan Specialty Fruits社(OSF社)と、我々FDA(食品安全・応用栄養センター(CFSAN)及び動物用医薬品センター(CVM))との協議について述べるものである。OSF社が提供した情報によると、PG451リンゴは、RNAi干渉を用いてポリフェノールオキシダーゼ遺伝子ファミリーのうちの4遺伝子の発現を抑制するように遺伝子操作されている。OSF社は、この改変により、切断や損傷に関連した褐変への耐性を付与することを目的としていると述べている。PG451リンゴはまた、形質転換用選択マーカーのネオマイシンホスホトランスフェラーゼ(NPTII)を発現するようにも操作されている。
 本協議の一環として、OSF社は、PG451リンゴの安全性評価及び栄養評価の概要をFDAに提出し、FDAは2022年5月25日に受け取った。OSF社は追加情報を提出し、FDAは、2024年2月5日に受領した。当該書類により、本製品がFDAの管轄内にある法的要件及び規制要件を確実に満たすためにOSF社が講じた措置についての情報がFDAに通知された。OSF社は、自社で実施した安全性評価及び栄養評価に基づいて、PG451リンゴ由来の食品及び動物用フード(訳注:飼料及びペットフード)が、組成、安全性、及びその他の関連因子において、現在市場にあるリンゴ由来の食品及び動物用フードと実質的な違いはない、また、遺伝子操作されたPG451リンゴは、FDAによる市販前審査あるいは承認を必要とする問題を提起しないと結論したと、FDAは理解している。
 PG451リンゴに由来する食品及び動物用フードを販売する前に、米国環境保護庁(EPA)及び米国農務省(USDA)の許可を含む、全ての適切な許可を取得することはOSF社の責任である。
 OSF社がFDAに提出した情報に基づき、PG451リンゴ由来の食品あるいは動物用フードに関して、現時点で更なる質問はない。
 BNF 192への回答書である本公式文書は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/media/184834/download?attachment
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.hfpappexternal.fda.gov/scripts/fdcc/index.cfm?set=NewPlantVarietyConsultations&id=OKA-PG004-1