食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06430230328 |
タイトル | 英国環境・食糧・農村地域省(DEFRA)、ミツバチを死に至らしめる農薬の全面禁止が前進したことを公表 |
資料日付 | 2024年12月21日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 英国環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は12月21日、ミツバチを死に至らしめる農薬の全面禁止が前進したことを公表した。概要は以下のとおり。 ・政府は重要な花粉媒介者(pollinator)を脅かす有毒なネオニコチノイド系農薬の使用を廃止する計画を打ち出した。 ・ミツバチ、チョウ、そしてより広範な環境を保護するという選挙公約の実現に向けて重要な一歩を踏み出す。 政府が選挙公約の実現に向けた計画を明らかにしたことで、ミツバチを死に至らしめるネオニコチノイド系農薬の全面的な使用禁止が、本日12月21日に一歩前進した。 英国では一般的な使用が禁止されているにもかかわらず、前政権は過去4年間、緊急認可として知られるプロセスを通じて、イングランドで毎年ネオニコチノイドの使用を認可していた。 ネオニコチノイドは花粉媒介者に対して極めて有害である。ミツバチにとって直接致命的ではない量であっても、採蜜能力や巣の生産性に影響を及ぼす認知障害を引き起こす可能性がある。また、この化学物質は土壌にも残留する可能性があり、ミツバチにとってさらなるリスクとなる。 ミツバチをはじめとする花粉媒介者は農業経済にとって極めて重要であり、英国の農作物生産における受粉の経済効果は年間5億ポンドと推定されている。 政府は、花粉媒介者の重要性を十分に考慮した上で、クロチアニジン(clothianidin)、イミダクロプリド(imidacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)の3種類の特定のネオニコチノイドの将来的な使用を法的に全面的に禁止する法的オプションの特定など、政府は次のステップを打ち出した。 環境大臣のエマ・ハーディ(Emma Hardy)氏は次のように述べた。 「私たちは、ミツバチを死に至らしめる有毒な農薬を禁止し、野生生物の長期的な減少に終止符を打つという約束を実現しつつある。健全な環境は、私たちの食料と経済の安定にとって不可欠である。有害なネオニコチノイドの使用を中止してミツバチを保護することは、私たちの環境と水路、そして農業部門の長期的な健全性を支える重要な一歩である」。 この動きは、農薬の持続可能な使用方法を定める新たな英国国家行動計画(NAP)の発表に先立つものである。 食料生産を持続可能なものにすることは、農業部門の長期的な健全性、そして国家の食料安全保障にとって重要である。政府の「変革のための計画」は、安定した経済という強固な基盤の上に成り立っている。 農業従事者に対する政府の公約は揺るぎないものであり、農業従事者がより持続可能な方法で農作物を保護できるよう、我々は全面的に支援していく。この分野では、テンサイのウイルス耐性新品種や新たな代替農薬散布の研究など、すでに進展が見られており、今後もこの取り組みを支援していく。 (以下略) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
情報源(報道) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
URL | https://www.gov.uk/government/news/complete-ban-on-bee-killing-pesticides-moves-forward |