食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06420460104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、米国初の重症のH5N1鳥インフルエンザ症例を確認したと公表 |
資料日付 | 2024年12月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は12月18日、米国初の重症のH5N1鳥インフルエンザ症例を確認したと公表した。概要は以下のとおり。 ルイジアナ州において一人の患者が鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス(「H5N1鳥インフルエンザ」)感染による重症例となり入院した。これは米国における当該ウイルスに関連した初めての重症の事例である。当該症例は12月13日金曜日にCDCによって確認された。2024年4月以降、米国では合計61例のH5鳥インフルエンザのヒト症例が報告されている。 ルイジアナ州の当該患者が感染した当該H5N1鳥インフルエンザウイルスの部分的なウイルスゲノムデータは、当該ウイルスが、米国の野鳥及び家きん、並びにブリティッシュコロンビア州(カナダ)及びワシントン州における直近のヒト症例で、最近検出されている他のD1.1ウイルスに関連するD1.1遺伝子型に属することを示している。このH5N1鳥インフルエンザ遺伝子型は、乳牛、複数州での散発的なヒト症例、及び米国の一部の家きんの集団感染で検出されたB3.13遺伝子型とは異なる。CDCでは、追加のゲノム配列解析及びルイジアナ州の患者の臨床検体由来のウイルスを分離するための取り組みが進行中である。 ルイジアナ州における感染源の調査は進行中であるが、当該患者が裏庭飼育の動物群(backyard flocks)にいた病気の鳥類及び死亡した鳥類にばく露されていたことが判明している。これは裏庭飼育の動物群へのばく露に関連したH5N1鳥インフルエンザの、米国で初めての症例である。ヒトにおけるH5N1鳥インフルエンザの重症例の散発的な発生は予想外のことではない。鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染は、2024年及びそれ以前の年に他の国々で重症のヒトの疾病(死亡に至る疾病を含む)に関連していた。H5鳥インフルエンザのヒトからヒトへの感染は確認されていない。本症例により、CDCによるH5N1鳥インフルエンザの公衆衛生に対する当面のリスクの総合的な評価が変更されることはなく、依然としてそのリスクは低い(low)。 この症例は、感染した商業用家きん及び酪農業務に加えて、野鳥及び裏庭飼育の動物群もばく露源となり得ることを強調している。感染動物への職業上又はレクリエーションでのばく露がある人々は感染リスクが高く、H5N1鳥インフルエンザウイルスに感染している又は感染の可能性がある動物の周辺では、CDCが推奨する予防措置に従うべきである。これは、裏庭飼育の動物群の所有者、狩猟者及びその他の鳥類愛好家も予防措置を講じるべきであることを意味する。 H5鳥インフルエンザを予防する最良の方法は、可能な限りばく露を避けることである。感染した鳥類は、唾液、粘液及び糞便中に鳥インフルエンザAウイルスを排出する。他の感染動物は、呼吸器分泌物及びその他の体液(例えば、未加熱殺菌処理(unpasteurized)牛乳又は「生乳」)中に鳥インフルエンザAウイルスを排出する可能性がある。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/media/releases/2024/m1218-h5n1-flu.html |