食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06420150149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae CNCM I-3399株由来食品用酵素β-フルクトフラノシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年12月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月18日、非遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae CNCM I-3399株由来食品用酵素β-フルクトフラノシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(11月19日採択、PDF版17ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.9128)。概要は以下のとおり。 食品用酵素β-フルクトフラノシダーゼ(β-D-フルクトフラノシドフルクトヒドロラーゼ、EC 3.2.1.26)は、非遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae CNCM I-3399株を用いて、Kerry Ingredients & Flavours Ltd.により生産される。 当該産生菌株は、安全性評価に対する安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程4工程にて使用されることが意図されている。 ・ (オリゴ糖を除く)特殊糖質(転化糖シロップ)製造用の糖類加工工程 ・ 菓子製品及び飲料製造用の糖類加工工程 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程 ・ 植物由来の乳代替品及び乳製品製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大2.485 mg総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。 当該産生菌株はQPSアプローチの要件を満たしており、かつ、その他の懸念も確認されないため、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、当該食品用酵素の安全性評価において毒性学的試験は必要ないと判断した。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、以下の食物アレルゲンとの一致が1件検出された。 ・ Sola l 2: Solanum lycopersicum (tomato)産生β-フルクトフラノシダーゼ FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断する。中でも、トマトアレルギーを有する摂取者に対するリスクは排除されない。しかしながら、当該事象が発生する可能性は低いと考える。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9128 |