食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06410370378
タイトル 欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物医薬品-法律部門」、委員会議議事録(要約)(委員会開催日:2024年9月23日~24日)を公表
資料日付 2024年9月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州委員会の「植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会 植物医薬品-法律部門」は委員会議議事録(要約)(委員会開催日:2024年9月23日~24日)を公表した。概要は以下のとおり。
A 情報連絡及び審議
A.01 前回会合議事録の要約
A.02 特定の有効成分に関する情報更新、説明及び問題
1. アセタミプリド(acetamiprid)(改訂更新報告書の承認)
 本議案は、同日(2024年9月23日~24日)に実施された本常任委員会の残留農薬部門会合の議題B.06と共に議論された。
 承認用の文書草案は2024年7月の前回会合時に提出された。同草案には、リスク評価の対象残留物質の定義の更新、並びに、38種類の作物に関するMRLの改正を可能にするために必要な許容一日摂取量(ADI)及び緊急参照用量(ARfD)の値の更新を含む(上記B.06参照)。欧州委員会は、B.06の規則草案の特定多数による支持は、MRLの改正案は更新された毒性学的参照値(TRV)及び評価対象の残留物の定義に基づいているため、アセタミプリドに関する改訂更新報告書の承認を同時に示すと説明した。
 5つの加盟国は、アセタミプリドの発達神経毒性特性の評価のために従った手続きに関する懸念を表明し、EFSAは、外部の専門家とピアレビューパネルを開催したが、EFSAの結論を確定する前に、加盟国の専門家とのピアレビュー会合も開催すべきであったと考えた。5か国のうち3か国は、このことを改訂更新報告書の承認を支持しない理由に挙げた。
 1つの加盟国はまた、ADI及びARfDが引き下げられるのであれば、同じデータに基づいて設定された殺生物剤の法規に基づくアセタミプリドに対する類似の数値と整合性が取れないと述べた。同加盟国はこのことを、改訂更新報告書を支持しない理由の1つに挙げた。
 2つの加盟国は、食事性(ADI及びARfD)及び非食事性((急性)許容作業者ばく露量((A)OEL)のTRVともに改訂更新報告書において更新されるべきであったと述べたが、このうちの1か国は、この件に関わらず改訂更新報告書を承認した。
 1つの加盟国は、改訂更新報告書を承認するが、ADIとARfDの引き下げは、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第43条に基づく植物保護製剤の再認可に影響する可能性があると懸念を表明した。
 9つの加盟国は、発達神経毒性特性の疑いがあるため、規則(EC) No 1107/2009第21条に基づくアセタミプリドの承認のレビューを遅滞なく開始する必要があると強調した。このうちの1か国は、承認のレビューは、内分泌かく乱特性の同定基準に従った評価も対象にする必要があると指摘した。欧州委員会は、第21条に従ったレビュー手続きを開始するために必要な措置を既に取りつつあるが、新たなデータの準備が必要であるため、この評価には時間を要すると考えられると強調した。
 改訂された文書は常任委員会に提出され、承認された。
A.03、A.04 省略
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州委員会(EC)
情報源(報道) 欧州委員会(EC)
URL https://food.ec.europa.eu/document/download/20323054-4bab-42fc-b619-1df714b364ca_en?filename=sc_phyto_20240923_ppl_sum.pdf