食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06410280149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus oryzae NZYM-FB株由来食品用酵素エンド1,4-β-キシラナーゼの食事性ばく露評価改訂に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年12月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月16日、遺伝子組換えAspergillus oryzae NZYM-FB株由来食品用酵素エンド1,4-β-キシラナーゼの食事性ばく露評価改訂に関する科学的意見書を公表した(12月3日採択、PDF版9ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.9163)。概要は以下のとおり。
 当該食品酵素エンド1,4-β-キシラナーゼ(4-β-D-キシランキシラノヒドロラーゼ、EC 3.2.1.8)は、遺伝子組換えAspergillus oryzae NZYM-FB株を用いて、Novozymes A/Sにより生産される。
 当該食品用酵素の安全性評価は実施済みであり、EFSAは、意図された使用条件下において当該食品用酵素は安全性上の懸念を提起しないと結論している。
 2016年に食品用酵素の食事性ばく露を推定する新たな方法論が導入されたため、欧州委員会はEFSAに対し、この新たな方法論を用いて当該食品用酵素のばく露評価を改訂するよう要請した。
 本評価において、EFSAは、当該食品用酵素の意図される用途を以下の食品製造工程5工程に再編成し、食事性ばく露を再算出した。
1. グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
2. 焼成製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
3. 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
4. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
5. 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
 当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は、食品製造工程1及び5においては除去されるため、当該食品用酵素への食事性ばく露は残りの3工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.383 mg TOS/kg体重と推定された。
 前回報告された無毒性量(試験された最低用量である106 mg TOS/kg体重/日)を適用し、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、少なくとも277のばく露マージンを導出した。
 改訂されたばく露推定値、それより算出されるばく露マージン、前回の評価に基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9163