食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06390160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物製品及びハチミツ中のピクロラムに対する既存の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2024年10月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月29日、動物製品及びハチミツ中のピクロラム(picloram)に対する既存の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2024年10月10日承認、30ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.9067)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に準拠して、Corteva Agriscience International社はオランダの管理当局に対して、特定の動物製品(脂肪及び肝臓)及びハチミツ中の既存のMRLを改正するよう申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、ハチミツに関するMRL案を導出するために十分であった。0.01 mg/kgのバリデーションがとれた定量限界(LOQ)で、「遊離型及び抱合体のピクロラムをピクロラムと表す」と提案された規制のための評価対象物質の定義に従ってハチミツ中の残留物を管理する適切な分析法が利用可能である。動物由来の製品に関して、EFSAは、既存のMRLの変更は必要ではないと結論した。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAは、蜜源となる作物へのピクロラムの既存の用途の結果生じると考えられるハチミツ中の残留ピクロラムの短期的及び長期的摂取は消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。
 EFSAによるMRL改正案
品名        現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg
豚(脂肪)       0.01*       変更なし  提出データは、既存のMRLを改正する必要がある
                           エビデンスを提示しない。
ハチミツ       0.05*       0.05
評価対象物質     現行        改正案
          ピクロラム      遊離型及び抱合体のピクロラムをピクロラムと表す
*MRL がLOQに設定されていることを示す。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9067