食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06390100164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「食品由来化学物質の健康影響についてのDALY(障害調整生存年)に基づく比較-実現可能性の研究」と題する報告書を公表 |
資料日付 | 2024年10月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は10月29日、「食品由来化学物質の健康影響についてのDALY(障害調整生存年)に基づく比較-実現可能性の研究」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。 食品には、ヒトの健康に有害な影響を及ぼす化学物質が含まれることがある。これらの影響の程度は、アレルギーや頭痛から重篤な疾患まで大きく異なる。したがって、様々な影響を比較できることが重要である。この知見はその後必要であれば、政策立案者が人々の食品中の有害化学物質との接触を減らすために、情報に基づいて意思決定をするのに利用することができる。 食品中の化学物質の健康影響を、健康損失(疾病負荷)で表すことは可能であると思われる。疾病負荷は、いわゆるDALY(障害調整生存年)で表される。DALYは、疾病や早期死亡による健康な生存年数の損失を示す。このようにして、化学物質の影響を相互に比較することができる。 研究者が同じ方法でDALYを算出できるように、標準的アプローチを用いることが重要である。世界保健機関(WHO)は2021年に、食品中の化学物質による疾病負荷を算出する特定のアプローチを提案したが、その方法は詳細に説明されていなかった。特定された科学的研究では、DALYは様々な方法で算出されていた。このため、これらの研究のDALYを比較することは困難である。 RIVMは、食品中の化学物質による疾病負荷を算出するために、標準的な段階的DALYアプローチを提案する。この方法はWHOの勧告事項を踏まえたものであり、実際に検証してテストする必要がある。この方法は容易ではなく、算出を行うには十分なデータが必要である。提案された方法は、食品中の化学物質による「疾病負荷」の標準的な算出をより身近なものとする。 当該報告書(102ページ、英語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2024-0159.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | https://www.rivm.nl/publicaties/daly-based-comparison-of-health-impacts-foodborne-chemicals |