食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06380410149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、定型スクレイピー(classical scrapie)のリスクが無視できるとの認定を受けるためのスロベニアの申請の評価に関する科学的報告書を公表
資料日付 2024年10月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月21日、定型スクレイピー(classical scrapie)のリスクが無視できるとの認定を受けるためのスロベニアの申請の評価に関する科学的報告書(18ページ、2024年9月23日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2024.9042)を公表した。概要は以下のとおり。
 スロベニアは、同国を定型スクレイピー(classical scrapie)のリスクが無視できる欧州連合(EU)加盟国として承認するよう、欧州委員会に申請を提出した。EFSAは、スロベニアが2016年から2022年の期間中に、定型スクレイピーが0.1%を超える有病割合で存在する場合、同疾病を95%の信頼度を持って検出するために、と畜、殺処分又は死体で発見された家畜を代表する18か月齢超のめん羊及び山羊を十分な頭数検査しており、今後も毎年検査されることを証明しているかどうかを評価するよう要請された。
 サーベイランス・ストリームと動物種を考慮した確率論的シナリオツリーモデルを用いたリスクベースのアプローチが適用された。世界的に、特にめん羊を対象とした、野外条件下での承認された診断スクリーニング検査の成績に関するデータはいまだ不足している。そのため、過去のEUによる評価で提示された検査感度(99.6%)から、感染山羊集団について野外条件下で得られた公表データとより一致する50%の検査感度まで、その範囲を拡大した代替シナリオが検討された。
 2016年から2023年の期間中、スロベニアは、対象集団に0.1%を超える有病割合で定型スクレイピーが存在し、検査感度が90%以上と仮定した場合、95%の信頼度で同疾病が検出可能となるよう、NSHC(Not Slaughtered for Human Consumption)及びSHC(Slaughtered for Human Consumption)集団に由来する18か月齢超のめん羊及び山羊を毎年十分な頭数検査していると結論された。2016年、2021年及び2023年については、検査感度を80%以上と仮定した場合でも同様の結論となった。提案された2024年以降の検体数に基づくと、スロベニアは、少なくとも80%の検査感度を仮定した場合、引き続き検査要件を満たすことになる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9042