食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06370480164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「オランダにおける2023年の食品関連集団感染の登録」と題する報告書を公表
資料日付 2024年9月19日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は9月19日、「オランダにおける2023年の食品関連集団感染の登録」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 同じ食品を食べたことによって2人以上の人が発病した場合、これは集団感染と呼ばれる。2016年以降、集団感染と発病者の報告数は増加し続けていた(新型コロナウイルス感染症の世界的流行(COVID-19パンデミック)の最初の年である2020年を除く)。2023年は、集団感染と発病者の報告数が初めて前年を下回った。
 どの食品が汚染されたのか、或いはどの病原体が症状を引き起こしたのかが必ずしも明らかではないため、食品媒介集団感染の正確な原因は、不明なままであることが多い。原因がわかっている場合では、集団感染の多くはサルモネラ属菌とカンピロバクター属菌が原因である。
 2023年には、恐らく汚染された卵の喫食が原因で起こった大規模なサルモネラ属菌の集団感染が発生した。地方自治体公衆衛生局は、医師の診察を受けた160人を超えるサルモネラ感染症の患者の報告を受けた。実際には、サルモネラ感染症に罹患した人々のほとんどは医療を必要としないため、発病した人の数ははるかに多かった。RIVMが、オランダ食品消費者製品安全庁(NVWA)、オランダの酪農業・家きん・卵分野の管轄当局(COKZ)、地方自治体公衆衛生局やその他の機関と共に、汚染された卵の出所を調査したところ、汚染された卵殻が飼料に加工されていたことが判明した。その結果、複数の採卵鶏農場の鶏が感染した。卵殻に含まれるサルモネラ属菌が鶏の飼料を再び汚染しないようにするために、NVWAは飼料工業における卵殻加工の管理を強化した。この集団感染は2024年初頭までに終息した。
 当該報告書(56ページ、オランダ語)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2024-0098.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/en/news/fewer-foodborne-infections-first-time-in-years