食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06370110149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えPenicillium citrinum NP 11-15株由来食品用酵素エンドヌクレアーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年10月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月10日、非遺伝子組換えPenicillium citrinum NP 11-15株由来食品用酵素エンドヌクレアーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(9月18日採択、PDF版14ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.9032)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素エンドヌクレアーゼ(Aspergillus nuclease S1; EC 3.1.30.1)は、非遺伝子組換えPenicillium citrinum NP 11-15株を用いて、Shin Nihon Chemical Co., Ltd.(新日本化学工業株式会社)により生産される。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しない。 当該食品用酵素は、酵母及び酵母製品の加工工程にて使用されることが意図されている。 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.006 mg TOS/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である1010 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも168,333と算出された。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。 FEZパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断する。中でも、ペニシリウム属(アオカビ属)にアレルギーのある摂取者に対するリスクは排除されない。しかしながら、当該反応が誘発される可能性は、ペニシリウム属に対してアレルギー反応が誘発される可能性を超過することはないと判断される。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9032 |