食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06370020108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、バイデン・ハリス政権が10年以内に鉛製給水管の交換を義務付ける最終規則を発行し、学校や家庭に清浄な水を供給するための資金提供を行うことを公表
資料日付 2024年10月8日
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概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は10月8日、バイデン・ハリス政権が10年以内に鉛製給水管の交換を義務付ける最終規則を発行し、学校や家庭に清浄な水を供給するための資金提供(26億ドル)を行うことを公表した。
 バイデン・ハリス政権は、全米の飲料水システムに対し、10年以内に鉛製給水管を特定して交換することを義務付ける最終規則を発行した。鉛及び銅に関する規則改正(LCRI)では、飲料水のより厳格な検査と、水中の鉛へのばく露から人々を保護するための措置をコミュニティが講じることを要求する基準値の引き下げも義務付けられている。更に、当該最終規則はコミュニティ内のコミュニケーションを改善し、家族が飲料水中の鉛のリスク、鉛製給水管の場所、及びそれらの交換計画について、よりよく情報提供されるようにする。当該最終規則は、10年以内に米国内の全ての鉛製給水管を交換し、全てのコミュニティで給水栓を開ければ清浄な水を飲めるようにするという大統領の公約の一部である。
 EPAは、全国で最大900万世帯が旧式の鉛製給水管を通じて給水を受けていると推定している。その多くは低所得者層や有色人種のコミュニティにあり、これらの家族に不均衡な鉛ばく露の負荷を生じさせている。
 科学的に明確なこと:鉛は強力な神経毒であり、特に子供にとって安全な鉛ばく露レベルはない。子供の場合、鉛は精神的及び身体的発達に深刻な害を及ぼし、学習能力を低下させ、脳に回復不能な損傷を与える可能性がある。成人の場合、鉛は血圧上昇、心臓疾患、腎機能低下、及びがんを引き起こす可能性がある。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、鉛ばく露の影響を受けた場合の、既知の解毒剤は存在しない。当該LCRIは、飲料水中の鉛によるこれらの重大かつ回復不能な健康影響から子供と成人を保護するための全国的な要件を強化するものである。(※訳注:2024年12月30日に発効する最終規則では、鉛のアクションレベル(措置基準)が0.015 mg/Lから0.010 mg/Lに変更される)
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/newsreleases/biden-harris-administration-issues-final-rule-requiring-replacement-lead-pipes-within