食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06340520149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ビタミンEに対する耐容上限摂取量に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年8月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月2日、ビタミンEに対する耐容上限摂取量に関する科学的意見書(2024年6月28日採択、104ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8953)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの「栄養、新食品、及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」は、ビタミンEに対する耐容上限摂取量(UL)の改正に関する科学的意見書を提出するよう要請された。 α-トコフェロール(α-tocopherol)はビタミンEの唯一の必須の型として認識されているため、NDAパネルはその評価をα-トコフェロールに限定した。ビタミンEの過剰な摂取による優先順位の高い有害健康影響、つまり、凝固機能障害と出血、心血管系疾患及び前立腺がんのリスクに関するエビデンスを評価するために、文献のシステマティックレビューが実施された。血液凝固への影響及び関連する出血リスクの増加は、ビタミンEに対するULを設定するために重要な影響と考えられた。 用量反応の特性評価を改善するような新たなエビデンスは公表されていない。食事に関して科学委員会によって以前設定された全食事源からのビタミンEに対するULは、全ての集団グループに関して以下のとおり維持された。 妊婦及び授乳中の女性を含む成人: 300 mg/日、1~3歳の小児:100 mg/日、4~6歳:120 mg/日、7~10歳: 160 mg/日、11~14歳: 220 mg/日、15~17歳: 260 mg/日。 4~6か月齢の乳児に関して50 mg/日、7~11か月齢の乳児に関して60 mg/kgのULが設定された。 ULは、α-トコフェロールの全ての立体異性体の型に適用される。ULは、抗凝固薬又は抗血小板薬(アスピリン等)投与を受けている患者、心血管系疾患の二次予防の患者、ビタミンK吸収不良症候群の患者には適用されない。高用量のビタミンEを含有する食品サプリメントの常用者を除き、欧州集団においてビタミンEに対する上記のULを超過することは考えにくい。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8953 |