食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06340210397
タイトル フランス労働・保健・連帯省、農場生産チーズに関連したサルモネラ症の集団発生及び関連製品のリコールを公表
資料日付 2024年8月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス労働・保健・連帯省は8月14日、農場生産チーズに関連したサルモネラ症の集団発生及び関連製品のリコールを公表した。概要は以下のとおり。
 2024年7月末~8月初旬に、パスツール研究所とフランス公衆衛生局は、同様の特性を有するサルモネラ症の症例群(72例)を特定した。これらの症例の大部分は軽症である。
 症例の半数以上が、ピュイ・ド・ドーム県、コレーズ県、クルーズ県で特定されており、その他の症例はヌーヴェル・アキテーヌ地域圏、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地域圏、サントル・ヴァル・ド・ロワール地域圏、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏、ブルターニュ地域圏、グラン・テスト地域圏、オクシタニー地域圏で記録されている。
 これらの症例は、2024年3月初旬~8月初旬に、カンタル県で農業共同経営団体(GAEC)Deflisqueによって製造され、特にピュイ・ド・ドーム県の複数の市場で販売された農場生産チーズLe Chasteau(見た目はサン・ネクテールチーズに似ているが、原産地保護呼称は有していないチーズ)の喫食に関連している。
・実施された措置
 患者に対して実施された食品調査と、購入・喫食場所に対して行われたトレーサビリティ調査により、疑わしい製品を特定することができた。カンタル県住民保護局が実施した検査により、7月23日に当該チーズ製造所が緊急閉鎖され、全てのチーズが敷地に留め置かれた。8月1日、検体採取により、当該チーズの汚染が確認され、これによって消費者に対する緊急の撤去・リコール措置の正しさが証明された。
 チーズ製造所の機能不全を考慮して、このリコールがRappelconso(※訳注: リコール製品情報専用の公的ウェブサイト)に掲載されたのは8月7日になってからであった。当該リコールは、2024年3月から販売された、GAEC Deflisqueの全ての農場生産チーズLe Chasteauの全ロット、全ての消費期限(DLC)の製品を対象としている。
・症状及び守るべき行動
 サルモネラ属菌により引き起こされる食中毒は、突然発症する胃腸障害(下痢、嘔吐)となって現れ、発熱や頭痛を伴うことが多く、通常汚染された製品を摂取してから6~72時間後に起こる。これらの症状は、幼児、妊婦、免疫不全の患者、高齢者においてより顕著に現れることがある。
 本製品を喫食して、これらの症状がある人は、主治医の診察を受け、摂取したことを報告すること。当該製品の摂取後7日以内に症状がない場合には、心配する必要はなく、受診するには及ばない。
 本製品(生又は冷凍)の保有者は、これを摂取せず廃棄すること。希望する人は、販売店に返品して廃棄してもらうことも可能である。
 当該プレスリリース(2ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。
https://sante.gouv.fr/IMG/pdf/_communique_-_cas_de_salmonellose_lies_a_la_consommation_de_fromage_type_saint-nectaire.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス連帯・保健省
情報源(報道) フランス労働・保健・連帯省
URL https://sante.gouv.fr/actualites/presse/communiques-de-presse/article/cas-groupes-de-salmonellose-rappel-de-fromages-fermiers-le-chasteau-produits