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資料管理ID syu06330650294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2024/6/8~7/19)を公表(豚インフルエンザウイルス)
資料日付 2024年7月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2024/6/8~7/19)を公表した(8ページ)。豚インフルエンザウイルスに関する概要は以下のとおり。
・現在の状況
インフルエンザA(H1N2)vウイルス、米国
 2024年6月7日のリスク評価以降、インフルエンザA(H1N2)vウイルスによるヒト感染例2例が米国のペンシルベニア州から検出された。
 患者は互いに濃厚接触者にあたる成人で、両者ともインフルエンザA(H1N2)vウイルスに感染した。両患者は2024年6月22日に終わる週に医療機関を受診した。1人の患者は入院した。州の公衆衛生当局の調査により、両患者は発症前に、豚のいる家畜オークションに参加していたことが確認された。調査では、両患者の追加の濃厚接触者の間で疾病は確認されなかった。この2件の報告を含め、2024年に米国で報告された変異型A型インフルエンザウイルス(variant influenza A virus)によるヒト感染は合計3件となっている。
・リスク評価
(1)豚インフルエンザウイルス感染の更なるヒト症例の公衆衛生上のリスクは?
 豚インフルエンザウイルスは世界中の多くの地域の豚集団の間で循環している。地理的な位置により、これらのウイルスの遺伝的特性は異なる。ほとんどのヒト症例は感染した動物あるいは汚染された環境との接触を通じて豚インフルエンザウイルスにばく露されている。ヒトの感染はほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。これらのウイルスは豚集団で検出され続けているため、更なるヒト症例の発生が予想されるが、それは引き続き稀である。新たな症例が検出されたとしても公衆衛生上の影響はごく小さい。更なるヒト症例の全体的なリスクは低い(low)。
(2)豚インフルエンザウイルスが持続的にヒトからヒトへ伝播する可能性は?
 上述の事例に関連する持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。現在のエビデンスでは、現在循環している豚インフルエンザウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されている。従って、今のところ、持続的なヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-19-july-2024