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資料管理ID syu06330620470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、腸チフス及びパラチフスに関する2020年疫学報告書を公表
資料日付 2024年7月31日
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分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は7月31日、腸チフス及びパラチフスに関する2020年疫学報告書(7ページ)を公表した。主な内容は以下のとおり。
1. 腸チフス及びパラチフスは欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)では比較的稀な疾病であり、EU/EEA域外の国、特に南アジアへの渡航中に罹患することが多い。
2. 2020年は、EU/EEAの17か国から合計315症例が報告された。
3. 2020年のEU/EEAの届出率は、2016年から2019年までの期間と比べて64%低下し、2007年の報告開始以降最低水準となった。この低下の最も可能性の高い原因は、COVID-19パンデミック時の渡航制限であり、また、過去に二番目に高い届出率であった英国がEUから離脱したことによる英国データの不在の結果でもある。
4. 2020年は、春と晩夏にピークとなる通常の季節的パターンが観察されなかった。代わりに、1月に症例数が最も多く報告され、その後減少し、小規模なピークが7月及び11月に見られた。
5. 渡航状況に関する情報のある169症例のうち、73.4%は渡航関連であり、最も多い旅行先はインド及びパキスタンであった。
6. 腸チフスに対する3種類のワクチンが利用可能であるが、同疾病はワクチンが利用できないパラチフスよりも高い頻度で報告された。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/Typhoid-paratyphoid-2020.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/typhoid-and-paratyphoid-fever-annual-epidemiological-report-2020