食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06330570149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州連合(EU)に向けて輸出される牛肉及びめん羊肉に関する豪州の微生物学的モニタリングプログラム改定案の影響と題する科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2024年7月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月23日、欧州連合(EU)に向けて輸出される牛肉及びめん羊肉に関する豪州の微生物学的モニタリングプログラム改定案の影響と題する科学的報告書(27ページ、2024年6月26日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2024.8900)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会はEFSAに対し、豪州のモニタリングプログラムの改定が微生物汚染の検出能力に与える影響を判断するために科学的及び技術的支援を要請した。2010年に欧州委員会が、EFSAの科学的評価に付随して、現行の豪州のモニタリングプログラムはEUの微生物学的モニタリング要件と同等であると判断したことを考慮し、現行のモニタリングプログラムと提案されているプログラムについて説明し、確率論的モデルアプローチを用いてアラート(※微生物学的基準で設定された閾値の超過)の総数を比較した。 現行プログラムでは、牛とめん羊の枝肉(carcass)のみが3階級moving windowサンプリングプランを用いてモニタリングされるのに対し、提案されたプログラムでは、枝肉(carcass)、バルク肉(bulk meat)、部分肉(primal)及び内臓(offal)についての4つの2階級サンプリングプランを用いてモニタリングされ、サルモネラ属菌の検査は除外される。 モデルにより、現行プログラムでは一般生菌数(APC)に関するアラート数がより多く、一方で提案されているモニタリングプログラムでは大腸菌に関するアラート数が多くなることが明らかになった。一般生菌数と大腸菌を合わせた場合、アラート総数の不確実性分布の平均値[5パーセンタイル値, 95パーセンタイル値]は、現行プログラムでは牛肉で201件[179, 227]及びめん羊肉で199件[175, 222]、提案されたモニタリングプログラムでは牛肉で172件[149, 194]及びめん羊肉で2897件[2795, 3008]であった。 サルモネラ属菌については、提案されたプログラムではサンプリングが除外されるため、アラートは出ない。一方、現行のプログラムでは、5年間のアラート数の不確実性分布の推定平均値[5パーセンタイル値, 95パーセンタイル値]は、未経産牛/去勢牛(heifer/steer)で143件[126, 144]、雌牛/雄牛(cow/bull)で1.6 件[0, 4]、子羊/めん羊(lamb/sheep)で0 件[0, 0]であった。 全体として、一般生菌数及び大腸菌について、現行プログラムと比較して、提案されたプログラムでは、推定総アラート数は同程度(牛肉)又はそれ以上(めん羊)であった。対照的に、サルモネラ属菌のサンプリングは提案されたプログラムからは除外されているため、現行プログラムで生じるアラートを検出することはできない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8900 |