食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06330150475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、全国規模の公衆衛生モニタリング調査Albaneに関するANSESとフランス公衆衛生局の合同インタビューを公表 |
| 資料日付 | 2024年6月28日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月28日、全国規模の公衆衛生モニタリング調査Albaneに関するANSESとフランス公衆衛生局の合同インタビューを報じた。概要は以下のとおり。 この数か月の間、ANSESとフランス公衆衛生局(SpF)は、Albane調査の開始に向けて精力的に最終調整を行ってきた。この大規模な全国調査により、0歳～79歳の国民の代表的なサンプルに基づき、健康、化学物質ばく露、食品摂取、身体活動に関するデータを、2年の周期で収集することが可能になる。Albane調査は両機関の任務を後押しし、調査対象分野における公共政策の有効性の監視に有用な指標の作成を可能にする。 「フランス公衆衛生局の Sebastien Denys公衆衛生・環境・労働部長と、ANSESのEric Vialリスク評価部長への合同インタビュー」 ・Albane調査以前にも、ANSESとSpFによって実施された他の全国規模の集団調査があった。それらはどのような調査だったのか? E. VIAL氏: (前略)ANSESは、全国規模の個人の食品摂取調査(INCA)を8年ごとに複数回実施し、その最後の調査は2015年に終了した。また、食品に含まれる化学物質への集団のばく露の監視を目的としたトータルダイエットスタディ(TDS)も実施している。これらの大規模な調査から、ANSESのリスク評価の実施と、保健当局による食品分野で講じられる公衆衛生対策の調整に不可欠なデータが得られる。 S. DENYS氏: SpFの任務の一つは、フランス国民の健康状態の監視である。そのために、健康診断を伴う調査等、様々なツールを展開している。一例として、Esteban調査が挙げられる。この調査は、2014年～2016年に6歳～70歳の一般集団の代表的なサンプルに基づいて実施された。同調査により、フランス国民の様々な健康指標(喘息、アレルギー、心血管疾患等)と、化学物質ばく露の指標を収集することができた。食品を介した化学物質ばく露に関する結果は、ANSESのINCA及びTDS調査から得られた結果と相互参照された。また、食事が多くの化学汚染物質の主要なばく露源であるため、食品を介した化学物質ばく露に関する結果により、測定されたばく露量のより詳細な解釈が可能になった。一般的に、これらの大規模な調査により、国民のばく露を長期にわたって監視し、展開された公共政策の有効性を評価することが可能になる。 ・Albane調査は、EstebanやINCAの研究を引き継ぎ、両調査の単なる統合の域を超えるものである。Albane調査から何が得られるのか? E. VIAL氏: この計画は2018年に発足した。本計画はいくつかの目的を追求しており、そのうちの一つは、機関間のデータの共有と相互参照を強化し、個人、食事、環境の決定因子と集団の健康との関連の研究に関して効率を高めることである。(中略) Albane調査は、連続サイクルが短いため(Esteban、INCA調査の8年に対して2年)、ばく露や病理の発生の分野において、傾向や新しく出現した現象を研究するためのより高い柔軟性を備えている。 S. DENYS氏: 我々の調査を統合することは理に適っており、多くの利点があった。(中略)また、Albane調査を他国(ドイツ、カナダ、米国)で使用されている国際的に認められた基準やシステムと調和させ、国際的に取られている措置と比較できるようにしている。2025年には、Albane調査はフランス本土を対象とし、2028年からは海外領土を含める予定である。さらに、同一地域を異なるサイクルの間に複数回サンプリングすることで、最終的には地域レベルで特定の調査指標を推定できるようになるため、例えばEsteban調査では不可能であった、行政地域レベルでの公衆衛生政策を支援することができるようになる。 ・本調査は実際にどのように行われるのか? E. VIAL氏: 調査プロトコルの開発とその後のデータの利用のいずれについても、ANSESが本調査の食品部門を担当し、SpFがバイオモニタリングと公衆衛生部門を担当する。栄養関連の問題は、両機関で分担する。(中略)我々は最初のサイクルを開始する前に、パイロット段階から始める。この段階は2024年9月～12月に行われる予定であり、無作為に選ばれた約200人を対象とする。(中略)その後、2025年春に予定されている調査の開始までに、数か月かけてシステムを調整する。(以下、略) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源（公的機関） | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源（報道） | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://www.anses.fr/fr/content/enquete-albane-itw-sebastien-denys-eric-vial |