食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06321120149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、シチコリンと記憶機能の支援:健康強調表示の評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年7月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月4日、シチコリン(citicoline)と記憶機能の支援:欧州議会及び理事会規則(EC) No 1924/2006第13条5に準拠した健康強調表示の評価に関する科学的意見書(2024年6月7日採択、12ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8861)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1924/2006第13条5に準拠した健康強調表示の認可に関して提出された申請を受けて、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」は、「シチコリンと記憶に関連する健康強調表示」の科学的実証に関する意見書を提出するよう依頼された。 NDAパネルは、食品シチコリン(シスチジン5-二リン酸コリン(cytidine 5-diphosphocholine(CDP-Choline))分子内塩の特性評価は十分であると考えた。記憶の改善、維持又は喪失の低減は、加齢に関連する主観的記憶障害に直面する中年又は高齢の成人に対して有益な生理学的効果であると考えた。 申請者は、記憶に対するシチコリンの影響を研究した、健康なヒトにおける関連する3件のヒト介入試験を特定した。エビデンスの重みを評価する際に、NDAパネルは、12週間にわたり500 mg/日を摂取した健康な被験者における1件の無作為化比較試験に限ってエピソード記憶(episode memory)へのシチコリンの有益な効果が見られた一方で、この効果は、3か月にわたり1 g/日を摂取したもう1件の試験においては観察されず、12週間及び12か月にわたり1 g/日を摂取した認知症の患者において得られたデータによって支持されなかったことを考慮した。シチコリン又はその構成物質がヒトの記憶へ効果を及ぼすと考えられる機構(それらの内因性の合成に追加して)の説得力あるエビデンスは提出されなかった。 NDAパネルは、シチコリン(CDP-コリン)分子内塩の摂取と、中年又は高齢の成人における主観的記憶障害に関連する記憶の改善、維持及び喪失の低減との間の因果関係は立証されないと結論した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8861 |