食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06320790105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン及びグミに関連した疾病についての調査(2024年6月)の続報を公表
資料日付 2024年7月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は6月28日、7月2日、7月9日、及び7月16日、Diamond Shruumz(商標)ブランドのチョコレートバー、コーン(フィリングを詰めた円錐形のスナック)及びグミに関連した疾病についての調査(2024年6月)の続報を公表した。概要は以下のとおり。
 Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン及びグミのいずれのフレーバーも、喫食、販売、提供してはならない。FDAは調査を継続している。
・6月28日付け更新情報
 FDA及び米国疾病管理予防センター(CDC)は、米国毒物センター並びに州及び地方の関係機関と協力して、Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン及びグミの喫食に関連する一連の疾病を調査している。
 2024年6月27日、カリフォルニア州Santa AnaのProphet Premium Blends社は、Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン、及びグミの全てのフレーバーのリコールを開始した。同社によれば、これらの製品には、一部のきのこに含まれる化学物質であるムシモール(muscimol)が含まれており、当該物質は、Diamond Shruumzブランドの製品の摂取後に発症した人に観察されたいくつかの症状と一致する症状の原因である可能性がある。FDAはこの情報を評価中である。
 以前に報告されたように、FDA及び州の関係機関は、検査及び分析のためにDiamond Shruumzブランド製品の複数の検体を収集した。追加の検体分析が進行中であるが、2024年6月25日現在、小売店から収集された2種類の別個のチョコレートバーの検査結果から、次の物質が含まれていることが確認されている。
(1)Diamond Shruumzダークチョコレートバー
・4-アセトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(4-アセトキシ-DMT、別名O-アセチルシロシン又はシラセチン)(4-acetoxy-N,Ndimethyltryptamine(4-acetoxy-DMT, also known as O-acetylpsilocin or psilacetin))
・デスメトキシヤンゴニン(desmethoxyyangonin)
・ジヒドロカバイン(dihydrokavain)
・カバイン(kavain)
(2)Diamond Shruumzバースデーケーキチョコレートバー
・4-アセトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(4-アセトキシ-DMT、別名O-アセチルシロシン又はシラセチン)
 異なる配合の製品間では検査結果が変動する可能性があり、同一製品でもロットやバッチ間で変動する可能性がある。上記のDiamond Shruumzブランドのチョコレートバーとその他のDiamond Shruumzブランドの製品の追加検査が進行中である。FDA及びCDCの医療担当者は、これらの化学物質を摂取した場合の健康リスクを理解し、適切な次の措置を決定するために、これらの検査結果の解釈を行っている。
 この勧告は、追加情報が得られ次第、更新される予定である。
・7月16日付け更新情報
 2024年7月15日現在、28州から合計69人の患者が報告されている。69人のうち60人が医療機関を受診し、36人が入院し、関連する可能性のある死亡者1人が調査中である。
 FDAは、リコール対象のDiamond Shruumzブランドの製品が、いくつかの喫煙/ベイプショップや、カンナビジオール(CBD)あるいはΔ-8テトラヒドロカンナビノール(Δ-8 THC)等のヘンプ由来製品を販売する小売店の店頭にまだ並んでいることを認識している。FDAは、その有効性を評価するために、同社のリコールを監視している。
 本件の症例数
患者数の合計:69人/入院:36人/関連する可能性のある死亡者:1人(調査中)/最終発症日:2024年7月15日/症例が報告された州:28州
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/investigation-illnesses-diamond-shruumz-brand-chocolate-bars-cones-gummies-june-2024