食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06310210149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ホスホン酸カリウムの用途による、様々な植物製品中の現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2024年6月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月17日、ホスホン酸カリウム(potassium phosphonates)の用途による、様々な植物製品中の現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2024年5月31日承認、28ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.8842)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に準拠して、様々な植物製品中の有効成分ホスホン酸カリウムに対する現行のMRLの改正を求める2件の申請書が、1件はフランス、他の1件はドイツの管理当局に対して提出された。 申請を裏付ける提出データは、評価対象の製品に関するMRL案を導出するために十分であった。ベビーリーフ中の導出されたMRLに関して、2つのMRL案のどちらかを決定するためにリスク管理者のさらなる検討を要する。「ホスホン酸(phosphonic acid)とその塩をホスホン酸と表す」との評価対象物質の規定に従って、検討対象の製品において、残留ホスホン酸カリウムを管理するために適切な分析法が利用可能である。 リスク評価の結果に基づき、また、以前の評価書においてEFSAから提案されたとおりに現行のMRLが改正されることを前提にして、EFSAは、ホセチル(fosetyl)及びホスホン酸類の現行の用途(両成分のMRLレビューにおいて以前評価された用途)、及び新たに提案されたホスホン酸カリウムの用途による残留物の長期的摂取は、消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。当該有効成分の毒性学的プロファイルを考慮し、短期の食事リスク評価は必要とされなかった。 規則(EC) No 396/2005第12条及び第43条に準拠したMRLレビューの枠組みにおいてEFSAが導出したいくつかのMRL案は、リスク管理者によるさらなる検討を要するため、本リスク評価は指標として見なされるものとする。 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。 品名 現行MRL mg/kg MRL改正案 mg/kg アーティチョーク 50 150 ノヂシャ(lamb’s lettuce/corn salads) 75 200 評価対象物質 現行: ホセチルアルミニウム(fosetyl-Al)(ホセチル、ホスホン酸及びそれらの塩をホセチルと表す) 改正案: ホスホン酸及びその塩をホスホン酸と表す。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8842 |