食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06290670149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、肥育用ウサギに使用する飼料添加物(サリノマイシンナトリウムからなる(Sacox(登録商標))の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年5月23日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月23日、肥育用ウサギに使用する飼料添加物(サリノマイシンナトリウムからなる(Sacox(登録商標))の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2024年4月18日採択、PDF版32ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8796)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会の要請を受け、EFSAは、肥育用ウサギに使用するコクシジウム剤であるサリノマイシンナトリウムSacox(登録商標)の安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を求められた。 EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル(FEEDAPパネル)は、Sacox(登録商標)のサリノマイシンナトリウム(SAL-Na)の使用は、対象動物種、消費者、使用者、産生株に関する環境に対する安全性の懸念を提起しないと結論した。十分な耐性試験がないため、同パネルは Sacox(登録商標)由来のSAL-Naの肥育用ウサギに対する安全性について結論することができなかった。同パネルは、ウサギに使用する提案された最大量であるSAL-Na 25 mg/kg完全飼料で使用され、1 日の休薬期間が守られる場合、当該添加物は消費者にとって安全であると結論した。残留マーカー化合物であるサリノマイシン(SAL)の最大残留基準値(MRL)は、肝臓及び腎臓についてそれぞれSAL 0.2及び0.03 mg/kgが提案されている。Sacox(登録商標)由来のSAL-Naを提案された最大量まで肥育用ウサギの飼料に使用しても、陸生及び水生区画及び地下水に対するリスクはない。二次中毒のリスクは、虫を食べる鳥類及び哺乳類では除外できるが、魚を食べる鳥類及び哺乳類では除外できない。同パネルは、Sacox(登録商標)由来のSAL-Naは最小濃度SAL-Na 20 mg/kgで、肥育用ウサギのコクシジウム症を防除する可能性があると結論している。肥育用ウサギから分離された野外の Eimeria spp.株のSAL-Naに対する耐性の発生を監視する必要がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8796 |