食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06290120149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus welwitschiae NZYM-KF株由来食品用酵素イヌリナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年5月29日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月29日、非遺伝子組換えAspergillus welwitschiae NZYM-KF株由来食品用酵素イヌリナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(4月16日採択、PDF版9ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8771)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素イヌリナーゼ(1-β-D-フルクタンフルクタノヒドロラーゼ; EC 3.2.1.7)は、非遺伝子組換えAspergillus welwitschiae NZYM-KF株を用いて、Novozymes A/S社により生産される。 当該食品用酵素は、当該産生生物を含有しない。 当該食品用酵素は、フルクトオリゴ糖類製造用のフルクト多糖類の加工工程に使用することが意図されている。 残留する総有機固形物は(TOS)は食品製造工程にて除去されるため、アレルゲン性以外の毒性学的試験は不要と判断され、食事性ばく露は推定されていない。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、トマト(Solanum lycopersicum)産生のβ-フルクトフラノシダーゼ(Sola I 2.0101及びSola I 2.0201)に対する2件の一致が検出され、これらは、マイナー・アレルゲンと記述されている。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断する。中でも、トマトに感作された摂取者に対するリスクは排除されないが、当該リスクは、トマトの摂取に由来するリスクを超過することはないと判断する。トマト・アレルギーの有病率は低く、当該食品用酵素に対してアレルギー反応が誘発される可能性も、又、低い。 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8771 |