食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06280580149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、2023年の欧州連合(EU)におけるアフリカ豚熱(ASF)の疫学的分析に関する科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2024年5月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月16日、2023年の欧州連合(EU)におけるアフリカ豚熱(ASF)の疫学的分析に関する科学的報告書(50ページ、2024年4月24日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2024.8809)を公表した。概要は以下のとおり。 2023年は、アフリカ豚熱(ASF)が発生したクロアチアとスウェーデン(イノシシでの発生のみ)及び2021年以降発生がなかったASFが再発生したギリシャを含む、14のEU加盟国がASFの影響を受けた。EUの養豚におけるASF発生数は2022年の5倍で、2019年と同様の規模に達した。これは主に、クロアチアにおけるASFの侵入とその後の拡大、及びルーマニアにおけるASFの再流行によるもので、EUにおける発生件数の96%を占めた。 養豚におけるASFの発生は、すべての国で明確に季節性があり、その発生の88%が7月から10月の間に報告された。養豚におけるASF発生の大半は、臨床的疑い(94%)により検出され、次いで感染が発生した施設からの追跡調査(3%)、及び施設における2頭以上の死んだ豚の毎週の検査(3%)で検出された。 イノシシについては、EUでは2022年と比較して、届出された疾病発生数の10%増が観察されたが、国によって相当のばらつきがあった。ポーランド、スロバキア及びハンガリーでのみ冬期の発生数のピークが観察された。イノシシの疫学的状況はドイツとハンガリーで改善され、それは疾病発生数の減少や死んだイノシシ由来検体のPCR検査陽性の割合の減少が示唆している。全体として、パッシブサーベイランスにおいて、発見されたイノシシの死骸の31%がPCR検査で陽性となり、これはEUにおけるイノシシのASF発生数の69%に相当する。一方、狩猟されたイノシシで陽性と判定されたのは0.4%であり、これはイノシシでの発生数の31%に当たる。 新たに複数の国にASFが侵入し、発生件数が増加したにもかかわらず、EUにおける制限区域の規模に大きな変動はなかった。これはクロアチアでのASF発生が高度に密集していたこと、またポーランド、スロバキア及びブルガリア(養豚)、並びにハンガリー(イノシシ)における制限区域の縮小による。 当該報告書公表に係るEFSAのニュース記事は以下のURLから閲覧可能。 https://www.efsa.europa.eu/en/news/african-swine-fever-significant-increase-eu-pigs-2023 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8809 |