食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06280230149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、代表的な植物保護製剤中に使用される補助剤に関するデータ収集をテクニカルレポートとして公表 |
資料日付 | 2024年5月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月16日、有効成分の承認/承認更新に関するEFSAのピアレビューの過程の文脈における、代表的な植物保護製剤中に使用される補助剤(co-formulants)に関するデータ収集をテクニカルレポート(2024年4月5日承認、106ページ、doi: 10.2903/sp.efsa.2024.EN-8764)として公表した。概要は以下のとおり。 EFSAは、農薬のピアレビュー過程において、入手可能なデータの概要、及び補助剤の評価に関する主な検討事項を提供することを目的として、有効成分の承認(更新)申請における代表的な用途の植物保護製剤に含まれる補助剤に関するデータ収集を開始した。情報は、2019年1月~2022年3月の間にピアレビュー文書が公表された農薬有効成分のドシエから抽出され、全部で182種類の補助剤が判明した。 これらの補助剤の素性及び物理化学的特性に関する提出データのほとんどは、欧州委員会規則(EU) 284/2013により義務付けられているとおり完全である。(生態)毒性学上の特性に関するデータは、主に個々の補助剤の安全性データシートに言及し、もし利用可能である場合は欧州議会及び理事会規則(EC) 1907/2006(REACH規則)に準拠した登録ドシエに言及している。 特定された補助剤の53%がREACH規則に準拠して登録されており、この53%のうちの約80%は、REACH規則に準拠して登録申請者が最も完全なデータセットを提出することが義務付けられている1年につき1,000トン以上が登録されている。残りのパーセンテージに関しては、より限定された範囲の毒性学的情報しか利用可能ではない。欧州化学品庁(ECHA)は、これらの補助剤はREACH規則に準拠した登録から免除されているのかを調査した。 植物保護製剤中に含有される補助剤は、殺生物剤の有効成分、食品/飼料添加物、食品接触材料に関する規則等の他の欧州の法律にも規制される可能性があり、あるいは、賦形剤や化粧品材料のリストに含まれる。 2023年9月28日、欧州委員会はEFSAに対して、このEFSAのテクニカルレポートにリスト化されている補助剤のどれかは、欧州委員会施行規則(EU) No 574/2023(※訳注)附属書の基準1~9のいずれかを満たし、すでに欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009附属書IIIのリストには登録されていないのかどうかを知らせるよう要請した。182種類の補助剤のうち、8種類の補助剤は、9基準のうちの少なくとも1基準を満たし、許容できないと結論されている。22種類の補助剤に関して、CAS/EC番号はそれらの補助剤の評価報告書草案(DAR)/更新報告書草案(RAR)の第4巻において入手できない。本テクニカルレポートで強調された所見は、加盟国のリスク評価者及びリスク管理者がEU機関(EFSA、ECHA)と協力して補助剤の評価を調整するために資する。 (※訳注) 欧州委員会施行規則(EU) No 574/2023は以下のURLから閲覧可能。 https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32023R0574&qid=1715913911634 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-8764 |