食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06270440384 |
タイトル | フランス公衆衛生局、同局のX(旧Twitter)で論文「フランスにおける2011年~2019年の亜急性(subaigues)の伝達性海綿状脳症(TSE)の疫学」が掲載された疫学週報No 8(2024年4月9日)の公表を報道 |
資料日付 | 2024年4月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス公衆衛生局は4月10日、同局のX(旧Twitter)で論文「フランスにおける2011年~2019年の亜急性(subaigues)の伝達性海綿状脳症(TSE)の疫学」が掲載された疫学週報No 8(2024年4月9日)の公表を報じた。同論文の概要は以下のとおり。 ・イントロダクション プリオン病、すなわち亜急性のTSEは、ヒトに様々な形態で存在し、フランスでは1991年以降、アクティブサーベイランスの対象となっている。クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及び類似疾患の全国監視ネットワーク(RNS-MCJ)は、フランス公衆衛生局とフランス国立衛生医学研究所(Inserm)が統括する学際的ネットワークである。本ネットワークは、その罹患率や死亡率、関係するリスク因子に関する的確なデータを得るために、亜急性TSEのあらゆるヒト症例を検出することをねらいとする。 ・材料と方法 フランスで2011年~2019年にRNS-MCJが収集した亜急性TSE症例の記述的疫学分析を紹介する。 ・結果 2011年~2019年に、亜急性TSEの16,768例の疑い例がRNS-MCJに報告された。そのうち、1,449例が、亜急性TSEの可能性がある(possible)、可能性が高い(probable)又は確定(certaine)例として分類され、これには孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(sCJD)及び遺伝性症例に加え、牛海綿状脳症(BSE)の病原体による感染に続発する変異型CJD(vCJD)3例、硬膜移植に関連した医原性CJD(iCJD)1例、ヒト由来成長ホルモンによる治療に関連した3例が含まれる。この9年間の亜急性TSEの全国死亡率は、人口100万人あたり2.34例(95%信頼区間[95%CI]:2.22-2.47)であった。最も高い死亡率が観察されたのは、ラングドック=ルシヨン地域圏(2.40[2.39-2.42])及びブルゴーニュ地域圏(2.40[2.38-2.43])であった。 ・考察 本ネットワークの実施以降、感染性の亜急性TSE(vCJD、iCJD)症例が持続的に観察され、またsCJDの症例数が経年的増加傾向にあることは、ヒトのプリオン病のサーベイランスを継続する必要性を示している。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス公衆衛生局 |
情報源(報道) | フランス公衆衛生局 |
URL | https://twitter.com/SantePubliqueFr/status/1777733972878925845 |