食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06270210149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に準拠した最大残留基準値(MRL)のレビューを受けたミクロブタニルに関する補強データの評価に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2024年4月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月12日、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に準拠した最大残留基準値(MRL)のレビューを受けたミクロブタニル(myclobutanil)に関する補強データの評価に関する理由を付した意見書(2023年3月21日)を公表した。概要は以下のとおり。 Corteva Agriscience社はオーストリアの管理当局に対して、規則(EC) No 396/2005第12条に準拠したMRLのレビューの枠組みにおいてミクロブタニルに関して利用できないと特定された補強データを評価するよう申請書を提出した。 トリアゾール誘導体代謝物(TDM)に関する情報の欠落に関連したデータギャップに対応するために、リンゴ、ブドウ、イチゴ、トマト及びメロンにおけるTDMに関して分析する新たな残留試験が提出された。 提出されたデータの評価を受けて、EFSAは、仁果類、ブドウ、皮を食用としないウリ科植物、イチゴ及びトマトに関する第12条の補強データギャップは対応されたと考えられると結論した。提出された新たな情報は、TDMへの消費者ばく露評価が要件であり、その評価では、検討対象の作物に関する消費者の摂取懸念は特定されなかった。 ブラックベリー、グースベリー、バナナ、ナス、サラダ菜、(さや付き)豆、アーティチョーク、ホップ、テンサイの根及び動物由来の製品に関して欧州委員会規則(EU) 2020/770において言及された第12条の補強データに対応するための情報は提出されなかった。これらの作物に関して、EUのMRLは、規制上の定量限界(LOQ)まで引き下げられる可能性がある。柿(kaki/Japanese persimmon)及び西洋カリン(azararoles/mediterranean medlars)に関して、現行のEUのMRLは仁果類におけるコーデックス委員会(Codex)のMRLに基づき設定されている。申請者は、これらの作物におけるコーデックス委員会のMRLの維持を申請しなかったが、もし、リスク管理者がコーデックス委員会のMRLの維持を決定する場合、柿に関しては、第12条のデータギャップは対応されていると考えられ、一方で西洋カリンに関してはリスク管理者の決定が要件である。消費者の摂取懸念は特定されなかった。 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。 品名 現行MRL mg/kg MRL改正案 mg/kg 仁果類 0.6 0.6 ブドウ 1.5 0.9 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8746 |