食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06260160149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAeribacillus pallidus AE-SAS株由来食品用酵素4-α-グルカン転移酵素の用途拡張に対する安全性評価について科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2024年4月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月5日、非遺伝子組換えAeribacillus pallidus AE-SAS株由来食品用酵素4-α-グルカン転移酵素の用途拡張に対する安全性評価について科学的意見書を公表した(3月12日受理、PDF版10ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8698)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素4-α-グルカン転移酵素(1,4-α-D-グルカン:1,4-α-D-グルカン 4-α-D-グリコシルトランスフェラーゼ、EC 2.4.1.25)は、非遺伝子組換えAeribacillus pallidus AE-SAS株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により生産される。 当該食品用酵素の安全性評価は実施済みであり、EFSAは当該食品用酵素を食品製造工程2工程にて使用する場合、安全性上の懸念は提起されないと結論した。その後、申請者は当該食品用酵素の用途として2工程を追加する用途拡張を要請した。EFSAは本評価にて、以下の総計4工程の食品製造工程における使用を対象とし、当該食品用酵素の安全性評価を更新した。 1. 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)加工工程 2. グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用の穀類・その他の穀粒加工工程 3. 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒加工工程(新規追加) 4. 植物由来乳代替品及び乳製品製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程(新規追加) 総有機固形物(TOS)残留物は、1製造工程(工程2)においては最終製品から除去されるため、食事性ばく露は、残りの3工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.040 mg TOS/kg体重と推定された。 前回の科学的意見書にて報告した無毒性量(試験された最高用量である900 mg TOS/kg体重/日)と組み合わせ、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、少なくとも22,500のばく露マージンを導出した。前回評価時に提供されたデータ及び修正されたばく露マージンに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、修正されたいとされる使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8698 |