食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06200700506
タイトル ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)、連邦内閣が連邦政府の食事戦略を採択したことを公表
資料日付 2024年1月17日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)は1月17日、連邦内閣が連邦政府の食事戦略を採択したことを公表した。概要は以下のとおり。
 「ドイツのための良い食事」と題されたこの戦略は、BMELの下で策定された。約90の計画的及び既存の食事政策措置がまとめられ、ドイツの全ての人々にとって良い食事をより簡単にとれるようにすることを目的とする。この戦略により、BMELは連立協定と社会からの使命を果たす。
 (中略)
 (背景)
 特に子供と若者に焦点を当てた食事戦略を決定することで合意していた。内閣は2022年12月にこの戦略の要点の骨子を採択した。食事戦略は参加型で特定の結果を期待しない方法により策定された。行政、科学、経済界、消費者、保健分野、環境保護、市民社会の代表が参加した。いくつかのイベントと幅広いオンライン調査が実施された。市民は市民フォーラムを通じて参加した。
 食事戦略はまた、BMELの農業政策、栄養、消費者健康保護諮問委員会(WBAE)、連邦環境庁(UBA)、農業未来委員会(ZKL)等による戦略的・科学的作業も基礎としている。
 戦略は6つの目標を掲げている。共同給食の改善、食品廃棄の削減、植物に特化した栄養強化に加え、健康的で持続可能な栄養への社会的公平なアクセス、栄養素とエネルギーの十分な供給と運動の支援、持続可能で有機的に生産された食品の供給拡大等である。
 食事戦略はまた、食事に関連した疾病の増加を背景に策定された。ドイツでは少なくとも850万人が2型糖尿病を患っている。2015年の調査によると、ドイツにおける肥満の社会的コストは全体で年間約630億ユーロにのぼる。糖分、塩分、飽和脂肪酸の過剰摂取による直接的な健康コストは、2008年には168憶ユーロと推定された。これはドイツの総治療費の7%に相当する。
 ドイツ政府の食事戦略により、私たちは戦争、気候危機、種の絶滅により危機に瀕している未来の食料安全保障にも貢献する。食事戦略は、ドイツ政府の国内及び国際的な気候変動、生物多様性や持続可能性の目標達成に貢献する。国連食糧農業機関(FAO)の食料及び農業報告書(2023年版)によると、ドイツ国内だけでも食料及び農業システムのいわゆる隠れたコストは年間約3000億ドルにのぼる。報告書によると、その約90%はドイツにおける偏った栄養が原因とされている。
 連邦政府の食事戦略の詳細(ドイツ語、73ページ)は以下のURLより入手可能。
https://www.bmel.de/SharedDocs/Downloads/DE/_Ernaehrung/ernaehrungsstrategie-kabinett.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
情報源(報道) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
URL https://www.bmel.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/DE/2024/005-ernaehrungsstrategie.html