食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06200120314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、化学物質の乳への移行に関してトキシコキネティックモデリングアプローチを用いた分析結果を公表 |
資料日付 | 2023年11月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月1日、化学物質の乳への移行に関してトキシコキネティックモデリングアプローチを用いた分析結果を公表した。概要は以下のとおり。 乳牛における7種類のポリ塩化ジベンゾ-p-ジオキシン(PCDD)、10種類のポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)、12種類のダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル(dl-PCB)、3種類の非ダイオキシン様(ndl)PCBの移行を研究するために、トキシコキネティックモデリングアプローチが用いられた。このモデルは、高泌乳量の乳牛の乳および血液における各同族体(congener)の濃度の経時変化を記述する。これらの結果は、リスク評価における食料生産動物の代謝状態の影響に注目している。本研究で導き出された移行率を文献で報告されている移行率と比較すると、中央値で、分娩後の負のエネルギーバランス(※訳注)では43%高く、泌乳後期の正のエネルギーバランスでは16%高いことが示された。 この論文はComputational Toxicology (Vol. 28, 100290 (2023))に掲載された。https://doi.org/10.1016/j.comtox.2023.100290 (※訳注) 乳生産に必要なエネルギーと飼料からの摂取エネルギーの収支で、前者が多い状態が負のエネルギーバランスであり、後者が多い状態は正のエネルギーバランスである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | https://www.bfr.bund.de/en/toxicokinetic_modeling_of_the_transfer_of_polychlorinated_biphenyls__pcbs__and_polychlorinated_dibenzo_p_dioxins_and_dibenzofurans__pcdd_fs__into_milk_of_high_yielding_cows_during_negative_and_positive_energy_balance-314138.htm |