食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06190730149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肥育用鶏に使用する飼料添加物(フェニルカプサイシン(aXiphen(登録商標))からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年12月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月14日、肥育用鶏に使用する飼料添加物(フェニルカプサイシン(aXiphen(登録商標))からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2023年10月31日採択、PDF版15ページ、doi: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.8436)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会の要請を受け、EFSAは肥育用鶏の飼料に含まれる畜産添加物(機能性グループ: 生理学的状態の安定剤(physiological condition stabilisers))としてのフェニルカプサイシン(aXiphen(登録商標))の安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を求められた。
 当該添加物フェニルカプサイシンは、提案された最大使用量である15 mg/kg 完全飼料までは肥育用鶏に対して安全である。安全性マージンは設定できなかった。フェニルカプサイシンに遺伝毒性はない。ラットにおける 90 日間反復経口投与毒性試験から得られたフェニルカプサイシンの参照値は、血漿中アラニンアミノトランスフェラーゼ増加のモデル平均 BMDL20 値のうち最も低い、37.2 mg/kg 体重/日である。実験動物と対象動物種における代謝の類似性は実証されず、指標残留(marker residue)の同一性は確立できなかった。このようなデータがないため、消費者に対する安全性は評価できなかった。適切なデータがないため、フェニルカプサイシンの環境リスク評価は実施できなかった。フェニルカプサイシンが環境中で生物蓄積する可能性は低く、二次中毒のリスクは低いと考えられる。EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル (FEEDAPパネル)は、提案された使用条件下での肥育用鶏における同添加物の有効性について結論をだすことができなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8436