食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06190490475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、疫学報告書-動物衛生・食品100号(2023年)「規制されている新興動物疾病」において「フランスにおける小型反芻動物の海綿状脳症サーベイランス総括2022年」を公表
資料日付 2023年12月27日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月、疫学報告書-動物衛生・食品100号(2023年)「規制されている新興動物疾病」において「フランスにおける小型反芻動物の海綿状脳症サーベイランス総括2022年」を公表した。概要は以下のとおり。
 フランスでは、小型反芻動物における伝達性海綿状脳症(TSE)のサーベイランスは、 能動的サーベイランス(2016年1月1日の時点で欧州の要件に準拠)、受動的サーベイランス、公的衛生管理、家畜の伝染病予防について定めた規則で構成されている。
 2022年にフランスでは、めん羊及び山羊において、9例のスクレイピー症例が検出された。これらはいずれも非定型症例であり、能動的サーベイランスによって検出された。他のサーベイランス方法では症例は検出されておらず、これは2020年及び2021年にはすでに同様の状況であった。
 非定型スクレイピーの罹患率は依然として非常に低く、特に山羊においては、10年間でと畜場で検出されたのはたった1例であった。
 2002年以降、めん羊と山羊において、定型スクレイピーの罹患率の大幅な減少が観察されている。2013年以降、(と畜場及び(と畜検査不合格の)と体解体処理場(equarrissage)を通じて)能動的サーベイランスによって、めん羊の症例は検出されず、山羊については5例が検出された。この減少は、被害が出た家畜群で実施された当該疾病の管理措置の効果、及びめん羊については、特に抵抗性に関する国家遺伝的改善計画による遺伝学的に当該疾病に抵抗性を持つ個体の漸進的育種によって説明することができるだろう。
 小型反芻動物における牛海綿状脳症(BSE)の発生は極めて稀である。フランスでは2002年に、と畜された1頭の山羊(雌)においてBSEの確定症例が観察され、それ以来、他のBSE症例は検出されていない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://be.anses.fr/sites/default/files/MRE-042_2023-12-21_Tremblante_Cazeau_VF.pdf