食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06170330294
タイトル 世界保健機関(WHO)、食品媒介性疾病サーベイランスとその対応に用いるツールとしての全ゲノムシークエンス解析(WGS)に関する手引書を公表
資料日付 2023年11月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は11月7日、食品媒介性疾病サーベイランスとその対応に用いるツールとしての全ゲノムシークエンス解析(WGS)に関する手引書を公表した。
 WGSは、フードチェーンにおける微生物ハザードを検知し、モニターする方法を変える可能性を持つ実験技術である。WGSは、日常的な監視、集団感染の検知とそれへの対応を通して食品媒介性疾病を理解し、ワンヘルスに基づくアプローチを用いて食品媒介性疾病の原因を特定するのに役立つ。WGSは、過去の低解像度のタイピング・検出法に比較して優れているため、食品媒介性疾病の負担を軽減する一助となる。
 このため、WHOは新たなガイダンス「食品媒介性疾病のサーベイランスと対応を強化するツールとしてのWGS」を公表した。
 このガイダンスは以下の3つのモジュールから構成される。
・モジュール1(導入モジュール):WGSの実施に先だって、食品媒介性疾病のサーベイランスと対応システムにおいて最小限必要な能力を説明する。本モジュール(78ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.who.int/publications/i/item/9789240021228
・モジュール2(集団食中毒調査におけるWGS):どのようにWGSを利用して集団食中毒調査を支援できるかを説明する。本モジュール(70ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.who.int/publications/i/item/9789240021242
・モジュール3(食品媒介性疾病の日常的な監視におけるWGS):食品媒介性疾病の日常的な監視におけるWGSの利用を説明する。本モジュール(45ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.who.int/publications/i/item/9789240021266
 これらのガイダンス文書は、WGSを食品媒介性疾病の監視と対応ツールとして役立たせるために必要な能力に関する指針を提供し、WGSの実施のための選択肢を要約し、既存のシステムの中にWGSを統合する方法を説明する。
 関連するウェビナーが本年6月に実施され、教訓、機会、課題及び各国の例が紹介され議論された。詳細と動画は以下のURLから閲覧可能。
https://www.who.int/news-room/events/detail/2023/06/09/default-calendar/webinar-whole-genome-sequencing-as-a-tool-to-strengthen-foodborne-disease-surveillance-and-response
 病原体ゲノムデータシェアリングに関する指針:「WHO guiding principles for pathogen genome data sharing」は2022年に公表されている。同指針は以下のURLから閲覧可能。
https://www.who.int/publications-detail-redirect/9789240061743
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/news/item/07-11-2023-who-launches-guide-on-whole-genome-sequencing-use-as-a-tool-for-foodborne-disease-surveillance-and-response